倉下さんは「知的生産システム」とされていましたが、これは、システムのうち知的生産に特化して語られたのか、倉下さんの生活が知的生産で覆われているのか?はよくわかりません。
簡単に答えると、
・システムのうち知的生産に特化したものを語りました
・が、生活が知的生産に覆われていることもまた間違いありません
となります。つまり、講演で紹介したシステムでほぼ網羅されていますが、それがすべてではない、というところでしょうか。
今回は、その辺について書いてみます。
生活の情報
生活の情報は、主に二種類の場所に保存してあります。
一つは、Evernote。もう一つは、Scrapboxです。
たとえば、紙の資料をスキャンしたものはEvernoteです。私の生活に、紙の資料はほとんど入ってきませんが、入ってきたときはEvernoteです。取説とか、有用そうな市の広報誌とか、もらった名刺とか、そういうのはEvernote。あとまあ、よく思い出せませんが、「とりあえず、保存しておくか」みたいなものはEvernoteです。
ついでに言っておくと、体調不良防止のために日々ストレッチをしているのですが、いろいろなWebページから有用そうな運動をクリップし、それを一枚のノートにまとめて、そのノートを見ながら運動をしています。そのノートにチェックボックスを追加しておき、運動したらチェックする、みたいなことができるのもGoodですね。
で、最近、Scrapboxも使い始めました。妻とよくいく飲食店とか、妻が通っている病院とかの情報はScrapboxです。やっぱりモバイルでキビキビ触れるのがいいですね。あと、私はお医者さんで処方してもらった薬も記録しています。ごくたまに、お薬手帳とかの代わりになるので、急に病院行ったときとかに若干便利です。
他にも、法事のときの注意点とか、そういうのは最近Scrapboxにまとめるようにしています。私も妻も参照する可能性がありますし、お互いに情報を追加・追記する可能性があるので、そうしたものはScrapbox向きかな、という印象があります。
趣味の情報
もちろん趣味だって生活の一部なわけですが、仮にそれだけを抽出した場合、やっぱり情報はEvernoteかScrapboxに保存しています。
たとえば、食事とか飲んだアルコール飲料とか、買った本とかですね。
ただ、こういう情報って、ごく一部の本を除けば、「眺めて楽しい」だけで終わっちゃう感があります。だったら、Scrapboxの方がいいかもしれないな、と思い始めているのが昨今です。
でまあ、ここにはパズドラとかシャドウバースとかのゲーム情報もちょこちょこ入っています。
2018年8月のチャレダンLv.10 – Kurashita’s Object Collection
黄金チェキババ – Kurashita’s Object Collection
ほんと、まあ、しょーもない話なんですが、昔クリアしたダンジョンとかが再録されたりすると、「あれっ、前どんなパーティーで突破したっけ?」みたいなことが気になるんですが、記録しておけばバッチリですね。攻略wikiとかには、基本全力課金勢向けの情報がのっていて、手持ちが中途半端な人間にはあんまり役立たないことが多いので(※)、自分の記録は自分で残しておくに限ります。
※これはたぶん、最近のweb情報全般に言えることではあるでしょう。
その他
で、上記のようにやっぱりEvernoteとScrapboxでだいたいなんとかなっているのですが、唯一知的生産システムに含まれていないツールが、「Googleスプレッドシート」です。
私は、家計簿とかKDP本の売上げとか、そういうデータをちまちま入力し、管理するために使っています。あと、たまに読者さん向けのアンケートを作成するのにスプレッドシート→フォームの設置、みたいなこともやっています。
大々的なシステムではありませんが、これも欠かせない情報管理ツールだと言えるでしょう。
さいごに
講演の中で紹介したのは、知的生産のみにフォーカスしたものではありましたが、だいたいあれで網羅されていることは間違いありません。
ただ、あの紹介も実はかなり大雑把で、Evernoteに情報が入ってくる仕組みは、迷宮街のように込み入っています。それを説明し始めると、一緒に説明しなければならないものも山ほど出てくるので、それについてはまた改めてどこかでやってみることにしましょう。
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