♪リンクをつけましょ、おページに〜

昨日紹介したScrapboxのプロジェクトなんですが、私も「リンクをつけて回るだけの係」として参加させてもらっています。

で、やはり1000ページを越えるプロジェクトだからこそ、見えてくるものって結構あります。具体的に言えば、「自動的なリンク化って、無理あるよな」ということです。

たとえば、以下のページをご覧下さい。

質問というか応援メッセージですが、まず、このページにある「質問」と「解答」という太文字は他のページにもほぼ存在しています。ある種のテンプレートです。よって、この太字を[質問]や[解答]などしてもまったく意味がありません。他のすべてのページが関連ページに表示されるだけだからです。

だから、すべての名詞を自動的にリンク化するというやり方はうまくいきません。言い換えれば荒っぽすぎます。また、たとえばどこかのページで文中に[解答]というのが出てきたから、他のページの解答という文字も自動的にリンク化してしまおう、というオートメーションも同じようにうまくいきません。すべてがつながってしまいます。

上記の話は、テンプレートだから、ということもありますが、それだけではありません。

たとえば、上のページをじっと眺めてみると、いろいろな単語が出てきています。しかし、リンク化したいものはそれほどありません。すでにリンクになっているScrivenerを除けば、

推奨:応援
次点:本、ソフト、プロジェクト
穴:読書猿全集、分かりません

あたりでしょうか。

もちろん、次点以下をリンクしたって悪いことは何もありません。たとえば、この話のメインはプロジェクトでは全然ありませんが、それでもプロジェクトについて言及が少しはあります。ただ、プロジェクトというキーワードでこのページが表示されてはたして嬉しいだろうかと考えてみると、やや微妙、というジャッジメントが返ってきます。

そうなのです。やや微妙なのです。つけてもいいし、つけなくてもいい。今回はつけないにしても、別のページを編集しているときにやっぱりつけたくなる、ということもありえます。微妙な機微があるわけです。

人によってはつけることもあるだろうし、つけないこともあるだろう。

リンク化には、こういうもどかしさがあり、アルゴリズムで画一的に処理するのは難しいでしょう。

もう一つ、忘れてはいけないのが1000ページというページ数です。「まあ、別に表示されなくてもいいかな」みたいなものがバンバン表示されるようになったらどうなるでしょうか。間違いなく、関連ページに目をやらなくなります。それは困ったものです。

だから、このページの「本」をリンク化するのはなかなか微妙です。たしかに本についての言及はありますが、「本」について語っているわけではないからです。むしろ、ハッシュタグで「出版要望」とか、そういうのをつけた方が「それっぽい」雰囲気がするかもしれません。

あと、「分かりません」はそれとは逆にリンク化しておくと面白そうな予感があります。分からないものが並ぶって、なかなか素敵じゃありませんか。

というわけで、統一的なルールは決めにくいのです。

結局、とりあえずリンクをつけて、必要であればあとで直す。そういう「行き当たりばったり」(というかなんというか)で、やっていくのが良さそうです。

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