書評 すごい「考える力」!(ジョン・C・マクスウェル)

「成功する人」と「成功できない人」の差は何か?
という問いにこの本では以下のような明確な答えを出している。

「思考法の差、考える習慣の違いにある」

ジョン・C・マクスウェルは最近では「夢を実現する戦略ノート」や少し前では「ありきたりの毎日を黄金に変える言葉」などの著作を出している。ビジネス界にアドバイスを行う牧師という一風変わった方であり、「メンター」として非常にパワフルな方である。
日本語訳は斎藤孝氏が多く行われている。斎藤氏の思考と共通する部分が多いのだろう。

この本では11の「考える習慣」が紹介されている。

  • 大局的に考える習慣
  • 集中的に考える習慣
  • 創造的に考える習慣
  • 現実的に考える習慣
  • 戦略的に考える習慣
  • 前向きに考える習慣
  • 反省して考える習慣
  • 「非・常識」に考える習慣
  • 「アイデアを共有」して考える習慣
  • 利他的に考える習慣
  • 実利的に考える習慣

これらは「7つの習慣」とも通じるところは多い。
この中で「戦略的に考える習慣」について少し見ていく。

戦略的とは?

この本の中で、戦略的に考えるためのプロセスとして次のようなフローが紹介されている。

 方向性:次に何をすべきか。それはなぜか。
 組織について:責任の所在は明確か。適材適所になっているか。
 お金について:収益、経費はいくらと予測されているか。それは可能な金額か。どうすれば可能か。
 全体評価:予想を立て、自分に課してきた水準に達しているか。
 改良点:(理想に近づくために)どうすれば効率・効果を改善できるか。 p140より

これは、「PDCAサイクル」と似た流れだが、フローとしては非常に具体的である。
またこれは、GTDのプロセスにも通じるところがある。

方向性について、「次に何をすべきか」だけではなく「それはなぜか」まで考えるのは重要であると思う。ここが明確でないと真なる生産性には近づかないだろう。
週次レビューで計画を立てて、さらに週次レビューでその評価を行い、改善点を探る。

こういう戦略的思考を持って一週間を過ごすことができれば、一週間分の学びが毎週蓄積されていくだろう。
これが、一週間、一ヶ月、一年と続いたとき、何もしていない自分と戦略的に生きてきた自分とではまったく別人になっていても何ら不思議ではない。

p14にある

「いまある人生は過去の思考の産物であり、明日の人生はいま何を考えるかで決まる」

という言葉を心に刻んで生きていく必要があるのだろう。

「過去を背負い、未来を見つめ、今を生きる」これが充実した毎日を送るちょっとした秘訣だと思う。

参考文献

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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