6-エッセイ

これは有効活用できないか?という罠

先日「2010キャンパスダイヤリー」を文具店で見かけた。
これは、簡単にいうと2010年のカレンダーがキャンパスノートに印刷された物だ。
存在自体は情報を得ていたのだが、現物を見るのは初めて。

私はすでに2010年のほぼ日カズンを購入しているのでまったく不必要なものなのだが、ついついこう考えてしまう。

「これは面白そうだ。何かに使えないだろうか?」

そのときは2010年の家計簿、家族での連絡共有ノート、自分の小遣い帳、・・・などとアイデアが浮かんできた。しかし、別段このノートを買ってまでやるべき事ではない。別のそして何の変哲もないノートで十分実行できるものだ。

確かに新しいアイデアを見つけるためにはどん欲に思考を巡らせる必要はあるだろう。私も頭で使い道を考えている間までは良かった。楽しいひとときを過ごせた。

しかし、購入しようかというだんになって初めて「これってほんとに必要?」という疑問がわいてでてきた。
そのときはなんとか購入を意思の力で押しとどめた。力のバランスで言うと初めはかなり「購入」の方にメーターが傾いていたのは事実だ。

大体において、なんとなく使えそうだからで買ったものは直ぐ不必要になってしまうものだ。ギフトのお菓子などの空箱を使うあてもないのに置いておいてしまう、というのに心理的には似ているかも知れない。

何かを買う場合には、「必要」がまず先に立つべきだ。何かを実現するためにこれが必要だという道筋が明らかであればその買い物が失敗する確率はぐんと減るだろう。しかしながら何か使えそう、あたりの好奇心で買い物するとまず失敗する。

iPhoneアプリなどは不必要だったら削除すれば良いが、現実のアイテムだったら不要の物として邪魔者扱いされるか、ゴミ箱に直行するかである。なんにせよあまり気分の良いものではない。

世の中には便利そう、面白そうなもので溢れかえっている。アイデアで溢れるあなたの脳にとってそれは格好の「有効材料」に見えてくる。しかし、それが現実的に必要かどうかは、落ち着いて冷静な頭で判断する必要がある。

ここ一週間、一ヶ月、一年間でどれくらい「不要な物」を買ったのか、適切なタイミングでレビューしてみるのも面白いかもしれない。

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