Scrapboxの用法

毎週配信されるメルマガの感想をいかにScrapboxで管理するか

毎週火曜日に配信される結城浩さんのメールマガジンを購読しています。

で、読んだら、考えたこと・感じたことなどをメモするようにしています。

最近のメモする場所はScrapboxです。

そこでどんな風にメモするのか、というのが今回のテーマです。

現状の形

今の所は、毎日のページに書き込み、そこから「結城メルマガ」のページにAppendしています。

毎日のページ。

アペンドした「結城メルマガ」のページ。

こうすることで、日記的にそれぞれのページを振り返ったときと、結城メルマガ全体を振り返ったときの二つのビュースタイルが確保できる、と考えていました。

が、二ヶ月ほど試してみて思いました。これはあまりScrapbox的ではないな、と。

考えうる方法

ここでいったん整理しておきましょう。

毎週配信されるようなメルマガの感想の管理方法は、大雑把にわけて以下の四つが考えられます。

・日付所属
・全体統一
・毎号ごと
・エッセンスごと

まず日付所属ですが、ようするに私がやっているやり方です。2018年11月13日にそれを読んだら、「2018年11月13日」のページにそれを書き込む、というもの。そのページには一日の行動・思考ログが集まります。

次に全体統一は、「結城メルマガ」というページを作っておき、そこに次々追加していくというもの。私はこれと日付所属のハイブリットでやっています。もちろん、「結城メルマガ」ではなく「結城メルマガ感想」とかのタイトルでも同じことです(むしろその方が実態に即しているでしょう)。

それを分割すると、「毎号ごと」になります。つまり「2018年11月13日の結城メルマガ感想」というページを作り、そこに書き込むわけです。当然そのページには#結城メルマガや[結城メルマガ」というページリンクが張られることでしょう。

最後は、感想一つひとつをページにすること。上にあげたサンプルでは、4つのブロックがあるので4つのページを作ることになるでしょう。

以上の中で一番Scrapbox的なのはエッセンスごとです。一つの思考を一つのページで扱う。そうすることで間違いなく個々の感想は(部品として)扱いやすくなります。

次いで「毎号ごと」がややScrapbox的ではあるでしょう。個々の感想の部品性は失われますが、情報粒度はまだそれなりに細かいものです。とは言え、そのページリンクから情報を取り出すことは無理に近く、これ以上の粒度となると、もはや個々の感想は独立的には扱えなくなります。

まとめただけ

で、今回9月から作り続けてきた「結城メルマガ」のページを見返して思ったのは、このページは特に面白くはない、というものです。

一応メルマガから本文を引用してありますが、前後がないので文脈が途切れています。自分が書いた感想も、頭の中に文脈が残っているときに書いたものなので、文面は粗く、今読み返してみても、心のさざ波は再現されません。

もちろん、そんなものを読み返しても、面白くはないわけです。

このように統合しておけば、「そうだ、結城メルマガの感想であれについて書いたのだった」という想起から情報を辿ることができますが、しかし、それぞれのページに#結城メルマガ と書いておけば同じことができます。探すためだけならば、統合する意味はまったくありません。

だったら、エッセンスごとにページを作ったらいいのかというと、そうは問屋が卸さないのが情報の扱い方の難しさです。

読んでいる自分という連続性

Scrapboxの日付ページに感想を書いているときに発生するのですが、今書いている感想が、一・二つ前に書いた感想と共鳴することがあります。「これとあれは近いことだな」とか「同じことを別の視点で言っているな」とか、そういう関連性というかパターンの発見があるのです。

で、感覚的なものでしかありませんが、それは「配置されている場所が近い」ことが結構関係している気がします。あるいは単純に、連続して記入しているから──時間があまり空いておらず、操作(≒認知の使用)も少ないので連続的に感じられる──、というだけなのかもしれません。

ともあれ、感想を書き込んでいる段階は、ページをバラバラにせず一カ所にまとめた方が「知的作用」の度合いは高まるような感覚があります。だから、いきなりページバラバラは避けたいところです。むしろ、最初は一カ所に書いておき、それを後でパージ(≒部品化)するようなリファクタリングがよいのかもしれません。

あらかじめあるリンク

パージされたページは、おそらく#結城メルマガや#2018年11月13日の結城メルマガ感想といったページリンクを持つことでしょう。そのリンク(プロパティ)は、感想を書き出すときに、すでに所有が決定しているものです。

部品化された後、その情報の中身によって決定されるのではなく、はじめから共有の文脈でもって書き下ろされているのです。たぶん、そこがポイントなのでしょう。

というわけで、一つひとつの感想を部品的に扱いたければ、最終的にはそれぞれをページ化するのが一番です。ただ、そこに至るルートはいろいろ考えられそうです。

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