どのようにブログを運営するのかについてのノウハウは豊富ですが、そうしたノウハウは、むしろ「なぜブログをはじめるのか」という点では共通の基盤を持っているような気がします。つまり、利益を得るためです。
別段それはそれでいいのですが、人間という動物は、わりと複雑な動機を持ちうる奇妙な種でもあります。たぶん、ブログをやっている人の動機は、それに限られるものではないでしょう。
言いたいことがあるから?
目立ちたい・人気になりたいから?
文章を書くのが好きだから?
これだって単一の要素に還元できるものではないでしょう。いろいろな要素が積み重なって、いろいろなタイミングが共鳴して、いろいろな影響に感化されて、スタートするものだと思います。教条主義は、たぶんその辺が詰まらないのでしょう。
さて、自分はというと、一つには「あこがれ」みたいなものがあったと思います。やっぱりかっこいいんですよね。ブロガーって。あと、もちろん自分が文章を書くのが好き、という点もあります。今こうして、もう何度目かわからない記事の投稿を行っていますが、やっぱり楽しいですし。
さらに言えば、「受け取ってしまった」感もあります。それまでそんなものはまったくなかった世界で、急に「インターネット」というものにアクセスしたら、さまざまな知識や言論がそこで展開されている。しかも無償で。
情報というのは対価を支払って手に入れるものが当たり前だった時代において、無償の情報が有志によって展開されているインターネット空間は、驚きであり、また、魅力的でもありました。
そして、その「有志」と「読み手」に境目がないのがインターネットの特徴でもあります。つまり、「お前はパスを受け取った。じゃあ、何をする?」という問いかけに対して、「自分も何か発信します」という答えを返しやすいのがこの空間なのです。
そんなこんなから、ブログというものを始めましたし、今でも似た気持ちをずっと抱えています。
さて、皆さんはなぜブログを始めたのでしょうか。きっと一言で言い切れるものではないでしょう。ぜひ一記事を使って語ってください。
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