年末年始は、ゆっくり積ん読を消化していこうと考え中の皆様。ハヤカワさんは、そんなことを許さないようで、「もっと積め、もっと積め」と迫ってきています。
ライトノベル読者にもオススメ! 対象作約190点の小説が半額となる「国内作家セール」開催中!|Hayakawa Books & Magazines(β)
というわけで、ハヤカワセールです。今回は国内作家とのこと。セールにもいろいろな切り口がありますね。
約190点が対象とのことなので、ここは一つMy Pick-Up をご紹介しようではありませんか。
伊藤計劃
感情を支配するメディア。私たちが見えないフリをしているもの。安定の破壊は、牢獄の破壊でもあり、自由と破壊は共に響き合う。地獄がはるか地下世界から、頭の中に移動したことで、僕たちの行き場はいったいどこになるのだろうか。
厚生が善であり、意識が地獄ならば、私たちの天国は、たった一つの場所にしかない。
アニメ映画にもなっていますが、ぜひとも両方を見比べて欲しいところです。それぞれに良さがあります。
藤井太洋
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藤井作品の入り口としては最適な一冊でしょう。最新作『ハロー・ワールド』はすごくうまい(小説的に)ですが、基本的なスタイル、というよりも小説の在り方は、「Gene Mapper」の頃から常に通底しています。単に思考実験としての未来設定ではなく、現代からの地続きの、それでいてビジョンを有する世界設定です。
(以下は最新作なのでセール対象ではありません)
売り上げランキング: 1,609
その他
よ〜し、バンバン紹介してやるぞを腕まくりをしていたのですが、よくよく考えたら私はあんまり日本人作家の小説を読まないのでした(ライトノベルは除く)。というわけで、今回のセール対象で、「これはもう、間違いないから」と太鼓判を押せるのは上記三作です。
あと、個人的に気になっているのは、「裏世界ピクニック」ですね。
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面白そうだな〜と思いながらも、まだ手が出せていません。だれか読了されていたら、ブログでプレゼンしてください。お願いします。
というわけで、ちょっとしたPick-Upでした。
「まずは積め。話はそれからだ」
を合い言葉に頑張っていきましょう(何を?)