Scrapboxの用法

あえてマージしない

問題意識とその解法

人は同じことを何度も思いつく」で書いたことの関連です。

以前、二日越しの似通ったページを見つけました。

11月5日に、「そういえば『ライフハック超入門』ってタイトルの本がまだこの世界には存在していないよな〜」、という(ある種の)問題意識を思いつき、その2日後に仮にその本が書かれるとしたらどんな項目が含まれるだろうか、とまた別に思いつきました。

で、前回書き忘れたのですが、Scrapboxではこうした場合、どちらかのタイトルをもう一方に揃えればマージの提案をしてくれます。

たとえば左のページタイトルを右に揃えると、上の方に「マージする?」というボタンが出てきます。これをポチッと押すと、右ページに左ページの内容が追記される形でページが統合されます。

最初はこの機能を使って二つのページを統合しようかとコンマ2秒くらい考えたのですが、結局止めにしました。統合自体はいつでもできるのでしばらく様子を見たくなったのです。で、一ヶ月以上経っても、やっぱり二つのページは別のままです。

なぜなら、この二つのページが保持している情報が、質的に異なるからです。

左側のページは、ある種の問題意識です。この世界における情報の欠落を指摘しています。そして、その一解法として、『ライフハック超入門』という本の提出が模索されています。私が物書きであり、本を書くことは私が取り得る施策の一つなのですから、これは至極もっともなことでしょう。しかし一方で、それが一解法でしかないことも留意してきたいところです。つまり、本を書く以外の解決策もあるのではないか、という視点はキープしておきたいのです。

右側のページは、純粋にその本の企画案です。その本の内側で閉じた世界です。実際に本を書き進めるとなれば、そこに集中する必要があるでしょう。本の執筆を進めながら、「もしかしたら、本を書かない解決策があるかもしれない」なんて考えていたら、いつまで経っても原稿は終わりません。

だから、この二つのページは切り分けておきたいのです。

問題意識は解法を導き、私たちが取り得る行動はその解法によってセッティングされます。タスク管理がフォーカスするのも、その解法に基づく行動です。

しかし、一対の問題解決と解法はセットであることを定められてはいません。変更は可能です。言い方を変えれば、必要に応じて解法の一つ上の階層にアクセスできます。

そのような思惑から、二つのページはあえてマージしませんでした。

でもってこの考え方は、Scrapboxだけに限られるものでもないでしょう。

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