今週のまとめエントリーです。
超追い込み中なので、ひさびさに「あかん、今日はもう更新したくない」と思うことがありましたが、なんだかんだで更新しました。来週くらいにはマシになっているかも。
今日の一言
今日の一言はこちらでつぶやいております。
12月17日
ムラ社会共同体では、その共同体以外の価値を認めることは、ムラの否定になるわけで、基本的には好まれない。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2018年12月17日
単一のものしかない世界では、それ以外の肯定が、それの否定になってしまうのですね。なかなか立ち回りが難しい社会です。
〈もはや「本」なんてほとんど誰も読まない〉(カギ括弧の中には適当なものを入れてもらって構わない)が、真だとしても、ほとんどでない人たちが存在し、それを手にするために代価を支払うつもりがあるならば、小さな経済圏を確立することは不可能ではないだろう。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2018年12月17日
昔ほどの栄光はなくても、存在が消えないのならば、それはそれで祝福すべきことでしょう。
12月18日
「ちなみに」とか「話は変わって」というのは、それまでの流れや一つのまとまりとはぜんぜん関係ないものをぶっこめるので、乱用は注意である。
go to 文みたいだ。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2018年12月18日
結局何が言いたいのかがわかりにくくなってしまう、ということですね。そうはいっても、私は「ちなみに」をよく使ってしまうわけですが。
12月19日
・他人様に迷惑をかけてはいけない
・お互い様、お互い様
・自分は他人に迷惑をかけても問題ない存在であるどちらにせよ、極端はいろいろつらい。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2018年12月19日
間がちょうどいいのです。
12月20日
ある種のカリスマ性は、当人がいかにも何かを確信しているというような雰囲気から生まれてくるのだろうが、それはそれでちょっと怖いなと思う。無謬性は、めちゃくちゃ大きな落とし穴に気がつかないことがあるから。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2018年12月20日
基本的に強いカリスマ性を持つ人は、自信が満ち溢れています。「自分は間違っていない。自分に付いてくれば間違いない」という雰囲気を漂わせているのです。でもって、それはときとして致命的な失敗をしていながら、そのことに気がついてすらいない、という状況を引き起こします。注意が必要です。
12月21日
ある種のアジテーションは、動機を単純化して語ることに弊害があるのではないかと愚考。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2018年12月20日
「これは○○だから、〜〜なんです。さあ、みんなも一緒にやりましょう!」という話はわかりやすいのですが、どうにも抜け落ちていることがたくさんあります。で、その抜け落ちている部分が、実は一番大切なことだったりするので厄介です。
環境に安定性を導入することで、小さなスクラップ&ビルドが抑制され、結果的に、変化に対応するために大きなスクラップ&ビルドが必要となってしまう。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2018年12月21日
本来小さなスクラップ&ビルドの繰り返して、大きな変化に対応していくところ、それが抑制されていると、大きなスクラップ&ビルドでしか対応できなくなり、影響が大きくなりすぎることがあります。そのせいで、そもそもの変化に対応できない、という問題も起こります。どうしようもない側面はあるにせよ、できるなら回避したいところです。
今週のその他エントリー
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Weekly R-style Magazine 「読む・書く・考えるの探求」 2018/12/17 第427号
スタディウォーカー
「読むだけ」で終わらせない! “ノウハウ本”の活かし方とは? プレイング・マネージャーの読書術③/倉下忠憲 | スタディウォーカー
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