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書評 ナポレオン・ヒルの哲学を読み解く52章(カレン・マクレディ)

Posted on 2009 年 10 月 31 日2009 年 11 月 3 日 by Rashita
Tag:
  • 思考法
  • ,
  • 自己啓発

自己啓発の本をよく読まれる方ならば「ナポレオン・ヒル」と聞けば「思考は現実化する」と、すぐに出てくるだろう。
「思考は現実化する」はすでに古典になっている大著で、現代においても様々な人に影響を与えてる本である。
※ちなみに原題は”THINK & GROW RICH !”

説明するまでもないかも知れないが、「思考は現実化する」の内容をひと言でまとめると”思考は現実化する”ということだ。言い換えれば、現実は思考によって作られる、となる。我々の生活における思考の影響力は大変強い。
思考を管理する技術を学ぶことで、人生の幸福感を高めていくことができるのだ。

ナポレオン・ヒルの哲学を読み解く52章
ナポレオン・ヒルの哲学を読み解く52章 藤沢 将雄

日本実業出版社 2009-07-22
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starみんなナポレオン・ヒルを知っている。
star悪くない本ですが

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この本はその「思考は現実化する」のエッセンスを抽出し、52の章立てて解説してある。
それぞれの章が一つのトピックスとなっており、それぞれが「ライフハック」的にも読める。

例えば第一章は「明確で大きな目標を立てる」だ。
これについて、過去の出来事による例、そして生物学的なフォローを使い解説してある。

特徴的なのは、ただトピックスを紹介するだけでなく、各章の最後に”IDEA FOR YOU”と名付けられたコラムがある。この中で、読者に向けての問い、思考のトレーニングが書き出されている。本書をただ読むだけではなく、その問いについて真剣に考え、自分の中の答えを書き出していくことが、本書を理解し、実践するうえでの大きな助けになるであろう。
※欄外にコラムあり

このような形式で書かれた本だと「ライブハックス!」が思い出される。こちらも問い立てることで、読者が自分自身に引きつけて考えるきっかけを与えてくれている。

私は最近よく思うのだが、こういった自己啓発的なビジネス書は単にトピックスだけ羅列するのではなく、読者が有効にその本を活用できるような仕掛けを行うべきだと感じる。
ただ、自分の考えや理論を書くだけではなく、読者に一歩歩み寄り、有効活用してもらうにはどうしたらよいか、という一種のサービス精神を持って本を作ってくれれば、読んでいるだけになっている読者の数も減っていくのではないだろうか。

さて、以下に私が印象を受けた章を引用しておく

1  明確で大きな目標を立てる
3  思考は力を持つ
8  やるからには全力を傾ける
22 アイデアを実行に移す
27 決断力と明確な計画を持つ

これらは、「行動」と「思考」に関係しているものだ。
私は、行動と思考はそれぞれが独立しているのでもなく、互いが一方の依存になっているのでもないと思う。両方が両方に影響を及ぼして、お互いに形を変えていく、そのような関係であると思う。

行動を起こして、成功すれば、その成功体験から自信が生まれ、次の行動を起こしやすくなるし、また行動自体の練度も上がる。
思考→行動→思考→行動→思考→行動→思考→行動→・・・

この流れが繋がっていくほど、大きな影響力(対人、対自分)を持つことができる。
考えるだけでも、行動するだけでも、だめなのだ。

これ以外の章も、いかに考えを持つか、以下に行動すべきなのか、についての有益なアドバイスがある。章のタイトルがそのままクレドになるものも多く見つかるだろう。

「思考は現実化する」をまだ読んでいないが、ちょっと分厚くて読む気が起きない、と言う方はこの本から試してみてはいかがだろうか。

参考文献

成果を5倍にする ライブハックス! (ゴマ文庫)
成果を5倍にする ライブハックス! (ゴマ文庫)
ゴマブックス 2009-03-02
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秋の読書週間企画については以下エントリー
「読書週間」に読書をして書評を書こう!企画概要

コラム

私が最初この本を開けたとき、えらくすかすかな本だなと思ったことを記憶している。上下にスペースが空いているし、章の最後にも大きな空白がある。これで1500(+税)はちょっと高いな、と感じたのだが結局その考えは間違っていた。
ペンを持って読み進める内に、自分の中の考えがでてきて、その空白にいろいろと書き込むことができた。これが隙間無く文字で埋められていたら少々困ったことになったであろう。おそらく意図的にこういった作りをしているのではないだろうか。

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3 thoughts on “書評 ナポレオン・ヒルの哲学を読み解く52章(カレン・マクレディ)”

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