7-本の紹介

書評 「ビジネス書」のトリセツ(水野 俊哉)

「ビジネス書」のトリセツ
「ビジネス書」のトリセツ
徳間書店 2009-08-01
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いまやどこの書店でも一定のコーナーができつつある「ビジネス書」。
ひとくくりに「ビジネス書」といっても「自己啓発」「思考法」「情報整理」・・・と内容は多岐にわたっている。
そんな「ビジネス書」の取扱説明書が、この本である。

どのようにビジネス本を読み活用するか、という一般的なことから少々突っ込んだビジネス本分析まで内容は深い。

本書の大まかな流れは

 「ビジネス書の選び方」(1)→「読書術:読み方」(2)→「読書術:情報整理」(2)→「読書グッズ」(2)→「ベストセラーのパターン」(3)→「ビジネス書著者紹介」(4)→「ビジネス書の書き方」(5)→「ビジネス書の紹介」(6)

といったものになっている。
※カッコ内は本書の章立てに対応。

ビジネス書をいかに読み、活用するかは1~2に、ビジネス書業界の分析は3章以降に書かれている。そこまでビジネス書業界に興味がない人は3章以降はややマニアックな感じを受けるかもしれない。

ただ、この本が読書術を紹介する他の本と一線を画している点は、「ビジネス書の書き方」にまで言及しているところだ。出版社の傾向や、ゴールセンティングについて解説されている。その辺りに興味がある人はぜひ一度読んでみたらよいだろう。

いかに読書をするのか?
p9に

「ビジネス書には仕事や人生のあらゆるシチュエーションで役に立つ知識が書いてあるし、ビジネス書で身につけた知識を正しく仕事や人生において実践することで、生きるスキルがアップする」

とある。確かにこれほどの多くのビジネス書があり、その中には少なくとも1行分ぐらいの「栄養素」は眠っていることだろう。それはあなた自身の人生において得ることのできない経験を詰め込んだものであるはずだ。

しかし、それは実践されなければ何も生み出さない。”本を読んだ”、という自分の知的生活の欲求心を満たすことはできるかもしれないが、それより先に進むことはできない。ビジネス本がその価格以上の価値を持つときは、読んだ人が一つでも行動を起こしたときであろう。

では、どうしたらさまざまな事が書かれているビジネス書の内容を実践に移すことができるだろうか。

それは、読書をする前に「自分が実践したいもの、できるものは何か」という視点を持って読書に当たることだろう。そういった目的意識を持って読書に当たれば、漠然と読書を進めるよりも深く読むことができるし、読書中に「発見した喜び」があれば、自ずと実践する気持ちもわいてくるのではないだろうか。

と、ビジネス書を書くことには興味がない方でも、自分はどのような読書法をしようかと迷っている方は参考になる一冊ではないかと思う。

akinodokusyo

秋の読書週間企画については以下エントリー
「読書週間」に読書をして書評を書こう!企画概要

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