平成(1989年1月8日〜2019年4月30日)に登場した、(広い意味での)タスク管理系書籍をずらっと並べてみました。いくつかは、書籍以外への文献や後から解説したものも含まれています。
もちろん、筆者の恣意的なセレクションですので、取りこぼしているものも多数あると思いますが、ご容赦ください。
1993年
『「超」整理法』
1996年
『7つの習慣』
1998年
TaskChute
2001年
『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』
2006年
Inbox Zero
Gmailで実践する「インボックス・ゼロ」 – mehori’s booth – BOOTH
『エンジニアのための時間管理術』
2007年
『マニャーナの法則 明日できることを今日やるな』
2008年
『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』
2009年
『減らす技術 The Power of LESS』
2010年
『アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門』
2011年
『クラウド時代のタスク管理の技術』
『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』
2012年
『ファスト&スロー』
2014年
たすくま
2016年
『「目標」の研究』
2017年
『ライフハック大全』
『SPRINT 最速仕事術』
2018年
『アウトライン・プロセッシングLIFE』
2019年
『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
さいごに
こうして並べてみると、いくつかのカテゴリーが見受けられます。
・情報処理的側面に注目したもの
・価値観・人生観に注目したもの
・時間軸・行動量に注目したもの
・人間の不合理性に注目したもの
もちろん、ゼロイチで切り分けられるものではなく、上記の要素が「成分」的に入り混じっている、というのが本当のところでしょう。
タスク管理は情報管理でありつつも、決定なり実行が必要となってくるので、単に備忘録を整備すればOKとはなりません。決定のための何かしらの軸が必要になります。ものによってはそれを価値観や理念みたいなものに寄せていくのですが、理念至上主義になると現実との整合性を取るのが難しくなります。また過剰に人間を万能の生物みたいに捉えると挫折感がハンパありません。
一つの流れとしては、管理しなければならない状況への対応→管理しすぎてしまう状況への対応→現実と理想の折り合い、みたいなものがありそうです。
さて、令和時代のタスク管理はどうなっていくのでしょうか。今この時点で、「バレットジャーナル」というバリバリのアナログ手法が注目されているので、きっとデジタル側からの揺り戻しみたいなものが生まれてきそうな気がします。気がするだけですが。
でまあ、宣伝となりますが、上記のような本たちに出てくる用語を整理して、俯瞰したのが以下の本ですのでよろしければどうぞ。
講談社
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