アウトライナーで遊ぼう

WorkFlowyでバレットジャーナル

Evernoteでバレットジャーナル」、「Scrapboxでバレットジャーナル」とくれば、もちろん残すはWorkFlowyでバレットジャーナルです。

ただし、前二つがノート系ツールであり、ページという単位を持っているのに対し、WorkFlowyはアウトライナーなので入れ子状の構造になっていて、さらに各項目を自由に動かせてしまうという、ルーズリーフ的性質を持ちます。

綴じノートベースのバレットジャーナルのやり方は、ダイレクトには使えないというか、そのままやると不都合が出そうです。

そこで、それぞれの役割を再確認しながら応用してみることにしましょう。

最初の一歩としての構造

まず、ダイレクトにバレットジャーナルをインストールしようとすると、上記のような構造ができあがりそうです。

index、Feature log、12ヶ月分のMonthly log、一ヶ月分のdaily log、そしてCollection。必要な要素は、たしかに揃っています。ただ、重複感が気になりますね。

Monthly logには一ヶ月分の日付が並ぶのですし、daily logにもそれが並ぶので、これは重ねてしまえばよいでしょう。つまり、Monthly logにある日付の項目を、daily logページとして扱うようにします。

で、その日に思いついたことなんかは、daily logページにバンバン書いていきます。

実行したタスクは「処理済み」にもできますし、絵文字でチェックマークを付与してもいいですね。で、ここがポイントなのですが、その日の最後にdaily logページのタイトル項目を変更しておきます。

こうしておくと、Monthly logを眺めたときに、一行日記的なものがすぐに見えるわけですね。簡単です。

で、やっぱりアウトライナーの最大の特徴として、いつでもトピックが作れるという点があり、それはつまりコレクションページも別段daily logページから移動することなく、そのまま書き込んでいけることを意味します。

あまり長大になると閲覧性が損なわれ、バレットジャーナルにおいて重要な「ラピッド」がなくなってしまいますが、そういうときはまるっと隠せてしまうのがアウトライナーの利点です。これが強いですね。

とは言え、問題もあります。バレットジャーナルでは、コレクションページのページ番号をインデックスに書き込むのでした。

問題は二つです。先込む先は、Index項目なのか、Collectionなのか。書き込み方は、リンク(URL)なのか、それとも項目移動なのか。

まずは書き込む先から。分類感覚で考えれば、その情報はCollectionに書き込まれるべきでしょう。Collection項目を開ければ、すべてのコレクションページが一覧できる。実にすばらしい環境です。

しかし、です。

バレットジャーナルの精神は、「すべてを一覧する」ことにあったでしょうか。むしろそれは、ある程度の抑制・選別・厳選にあったのではないでしょうか。となると、「すべてのコレクションを一覧」は最重要課題ではなくなります。むしろ、「今の自分が大切にしているものに即座にアクセスできる環境」こそが実現すべき環境でしょう。

となれば、書き込み先はIndexです。トップに位置し、常に目に入る場所にあるIndex。その場所こそが、書き込み先としては適切です。

URLか直接か

では、書き込み方はどうでしょうか。リンク(URL)方式なら、たとえば以下のようになります。

daily logページ内に項目を残しつつ、そのURLを貼ることで即座のアクセスが可能となります。ハイパーリンクが使えるツールならではのやり方です。

一方で、直接移動させる場合は以下のようになります。

daily logページからindex下への移動です。そうした項目のダイレクトな移動が可能なことがアウトライナーの特徴でもあります。

つまり、ハイパーリンク的側面を活かすのか、アウトライナー的側面を活かすのかの、選択があるわけです。

ハイパーリンク的側面を活かせば、daily logページの構造をまったく動かす必要がありません。言い換えれば、それぞれのdaily logページからもこの情報にアクセスできます。

一方で、アウトライナー的側面を活かすと、この情報が持っていた日付的情報や時系列的秩序が失われます。いつそれが、どんな文脈で生成されたのかを辿れなくなるわけです。代わりに、Index内でこれらの項目を直接操作できるようになり、たとえばあるコレクションページから別のコレクションページへの項目の移動、みたいなことが簡単にできるようになります。

もちろん、これは好みの問題ではありますが、私はむしろ日付的文脈を辿れなくても構わない、いっそ切り離してしまった方がいいと考えます。なぜなら、そうして切り出された項目は、その日だけでなく、以降の日付でもちょこちょこ参照され、追記されるからです。そうなったら、その項目がどの日付けに属していたのかはたいした意味が無くなります。むしろ、日付に属してしまっていることで、後から触りにくくなってしまうことの方に怖さがあります。

それに、もし日付の情報が必要な場合が、あれば「○月○日作成」と項目内に改めて書くこともできます。それはそれで一つの運用スタイルではあるでしょう。

まとめ

これでだいたいの運用方針は固まりました。

まず、indexとFeature logの項目を立てる。で、次の項目にその月のMonthly logのページを作る。その際は、一ヶ月分の日付項目を先に作ってもいいし、それぞれの日が来たら当日の項目を立てる、でもいい。ただし、個人的には当日の項目がMonthly logの先頭にくる形が運用しやすいと思います。でないと、28日くらいになるとかなり下までスクロールしなければいけないので、アクセスのスピード感が若干落ちます。それを回避するためにも、できるだけ上位に位置させておく方がよいでしょう。

とは言え、アウトライナーは項目を移動できるのがポイントなので、今日の分だけを上に移動させる、というやり方もあると思います。別に、「使うとき」に日付通り並んでいなければならない理由は特になく、「使い終えたあと」に適切な順番に戻せば一覧性の点でも問題は起きません。その辺はフレキシブルにいきたいところです。

で、日々の思いつきはdaily logページに書き留めていき、「これは掘り下げたい」と思うようなものに関しては、index項目下に移動させる。ただし、このindexは、Collection一覧ではないので、すべてを並べるようなことはしない。「これは重要」と自分が考えたものだけにする。

よって、一度indexに移動させたものでも、興味が薄れればそこからどかしてしまう。ただし、日付の情報が失われているので、正確に「戻す」ことは不可能だから、たとえばその場所をCollection項目にする。つまり、Collection logとして使う。そういう感じです。

あとは、一ヶ月が終われば、その月のMonthly logの項目をFeature logのその月の項目とすり替えてしまい、新しい月のMonthly logを作る(≒一ヶ月分しか並べない)。でもって、indexに非重要項目が入っていたらそれを追い出す。こういう流れです。

整理しましょう。

  • 日々の思いつきはdaily logページに
  • その中で特に重要扱いしたいものはindexに移動させる
  • indexは重要扱いしたいものだけが並ぶように維持しておく
  • 重要なものはなるべく上部に位置させる

極論すれば、日々に必要なのはIndexとその日のdaily logページだけです。そこにフォーカスできれば、あとはピントがぼやけてても(あるいは一時的に見えなくなっても)気にしてはいけません。そういう選別のスタイルが、バレットジャーナルの精神に呼応すると思います。

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