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Evernote企画:第五回:現状の私の運用方法について

Posted on 2009 年 11 月 21 日2019 年 7 月 20 日 by Rashita
Tag:
  • Evernote

さて、第一回から第四回までを通してEvernoteについていろいろ書いてきた。知的生産をベースにしながらある程度幅のある使い方の参考になる情報をまとめてきたつもりである。
今回は、現状私がEvernoteをどう使っているのかについて書いてみたい。

1:Evernoteとは何なのか?
2:Evernoteの機能、プラスαの機能
3:知的生産におけるメモの重要性 
4:ノートブックとタグについて 
5:現状の私の運用方法について →イマココ
6:まとめ

知的生産のベースとしてのEvernote

第一回でも述べたが、私はEvernoteを「なんでもノート」ではなく「情報カードシステム」として位置づけて使っている。もちろん、それ以外の情報も放り込んでいるわけだが基本はアウトプットを前提とした材料集め、が基本になっている。

では、運用の大まかな流れを紹介する。

入力

・アイデア
アイデアの入力に関してはiPhoneのEvernoteアプリを使う。テキストメモが大半である。
時間がないときは、概要だけでもとりあえず入力する。

このタイミングではノートは全てデフォルトノートブックに入れる。タグも付けないことが多い。

・Twitter
TwitterのTLを眺めているときに何か思いついた場合は、@myENにつぶやくというシステムを採用していた。しかし自分で振り返ってみるとこの投稿はかなり少ない。週次レビューで一週間分のつぶやきをレビューするので、わざわざ@myENに向けてリプライをうつ必要はあまりないのだ。目下の作業に使える発言のみに限り@myENにつぶやくのが、一番適切なスタイルになるのだろうと今では考えている。

・卓上メモ
iPhoneを出すのすら煩わしい時は、卓上のロディアNo11に記入する。メモはちぎって卓上のクリップボードに貼り付けておく。

クリップボード(メモ無し)
クリップボード(メモ無し)
クリップボード(メモ有り)
クリップボード(メモ有り)

整理

一日の終わりに、まず手書きのメモをEvernoteに入力する。これだけは最低限行う。

時間があれば、フォルトノートブックを上から順に情報カード化していく。
時間がなければ翌日の朝にその作業をパスする。いずれせよ短時間でアイデアのメモはカードとしての体裁を与える。

一行だけの思いつきならば、膨らむ要素が無いか考える。
逆に多少だらだら書いた文章ならば要約して見出しを考える。
それぞれ思いついた元、シチュエーション、原典があれば記入する。
引用は当然原典+ページ数も記入しておく。

適切なタグがあれば全て付け、アウトプットに適したノートブックに入れる。
もし、そのタイミングで適切なものが見つからなければそのノートは週次レビューまでデフォルトノートブックにいれたままにしておく。

情報カード化

一日のうちに何分か、一週間の内に何時間か時間を取って情報カード作りを行う。主には読書からの気づきや引用の抜き出し作業だ。

雑誌は気になる特集があるときしか買わないので、その特集ページをスキャンしEvernoteに放り込む。その後、要点・感想を書き込む。スキャンする場合はとりあえず表紙もスキャンしておく。気になるところが数行しかなければ、テキストで打ち込んで一ページたりともスキャンはしない。
もちろん、雑誌は全て捨てる。

逆に本はスキャンしない。読書中に線を引いたところ、空欄に書き込んだことを見返してEvernoteに入れる。多少時間が経った段階で「おもしろみが失せている」ものはEvernoteには入れない。
もちろん、本は捨てない。

ノートブック・タグ

話が前後するが私のノートブック、タグについて書いておく。

ノートブックは大まかに分けて3つのカテゴリーがある。

・a_大雑把なジャンル、使用目的が決まっているショートメモを入れるノートブック
・b_特定のプロジェクトに関連づけられたノートブック
・c_それ以外のノートブック

aのカテゴリーのノートブックには頭に■をいれて名前を付ける。bは○でcには何も付けない。例えば

・a_■ブログネタ、■ビジネス
・b_○新しい時代の知的生産、○仕事術
・c_inbox(デフォルトノートブック)、activeNote

といった感じである。数えてみると現時点で32個のノートブックがあった。これは多分かなり多い方なのではないかと思う。
※現在実験途中なので、今後増えるか減るかはわからない。

最初デフォルトノートブックに入っていたノートは、次に■のどこかに入る。もし入れるべきノートブックが見つからなければ■その他、というノートブックに入れる。
タグはなるべく細かく付ける。ゆえにタグはどんどん増えていく。
※タグは現時点でも、数えるのが面倒なくらいあった。

一つの■ノートブックが膨らんできたら、見直してみて何か共通のテーマや、多く含まれているタグが無いか探す。それが見つかれば新しいテーマを決め、○ノートブックを作ってそこに移す。それ以降は、そのノートブックに入る情報は何か無いか、という視点で情報を見つめることになる。

さらにそのテーマについて何か物を書くときは、○ノートブックからその項目に合ったノートを「activeNote」に移動させる。書きながら思いついたことは、すぐに使えるようなものならば、activeNoteか○ノートブックに入れておく。そうでなければデフォルトノートブックに入れる。

こうすることで、この二つのノートブックを見ればとりあえず何か書ける状態になる。

ちなみにこの方法は「思考の整理学」でおなじみの外山滋比古氏の「メタ・ノート」のシステムをEvernote風にアレンジした方法である。
※「思考の整理学」は大変面白い本なので、もし未読の方は一度読まれることをおすすめする。

その他

知的生産の材料とは関係ないノートを入れるノートブックもある。それぞれ少し紹介する。

・チェックリスト
 その名の通りチェックリスト。週次レビューチェックリストや月次レビューチェックリストあるいはクレドなどが入っている。これらのノートはiPhoneアプリの方で「Favorites」になっている。
※Favoritesに指定されているノートはiPhoneに取り込まれオフラインでも閲覧可能。

・フレームワーク
 フレームワークがずらっと並んでいる。それだけ。発想に困ったら使う予定だが今のところあまり出番はない。

・備忘録
 自分の車のナンバーとか、ブログにアクセスする用のパスワードとかボールペンのリフィルの型番号とか、普段使わないけども忘れると困る物が入っている。私が記憶喪失になった時一番ありがたみを感じるノートブックになるはずである。

まとめ

今回は私のEvernoteの使用法について紹介した。思いつくままに書いたので、読みにくい所もあるかもしれない。これが他人の参考になるかどうかは不明だが、まったく無意味というわけでもないだろう。

自分が使っているタグについても紹介したかったが、本当に無節操に作っているので規律立てて紹介するのはとても無理であることが途中で判明した。しかし、タグは増えすぎてもそれほど困らない、ということだけは私の体験として紹介しておく。

次回は、全体のまとめを簡単に行ってこの企画の締めとしたい。

参考文献

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3 thoughts on “Evernote企画:第五回:現状の私の運用方法について”

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