2-社会情報論

ゆるく広がったらいいなの「かーそる」

たぶん、あくまでたぶんなんですけども、

ヒエラルヒーの上部から、下部に向かって流される情報発信に適したスタイルと、

ネットワークのある点から、周囲に向かって広がっていく情報発信に適したスタイルって、同じじゃないと思うんです。

前者は軍隊的命令が適していて、それこそ「○○ならば△△しなさい」という形ですね。有無を言わせず、受け手を均質化して扱う。

一方後者は、「有無を言いたくなってくる」ものが大切で、それが次の点への情報発信を促します。で、この「有無を言いたくなってくる」さじ加減で、広がり方は変わってくるのでしょう。炎上とかはその最たる手意ですね。というよりも、炎上というのはネットワーク構造の中で、ヒエラルヒー的な広がりをなんとか再現させよう、という試みなのかもしれません。

で、これまではマスメディアがヒエラルヒー的であり、インターネットがネットワーク的で、結局それは規模の差異を持っていたのですが、マスメディアの規模感が小さくなり、またインターネットの規模感が大きくなってくるにつれ、両方の(規模的な)違いみたいなものが徐々に薄れつつあるのだという気はしています。

だから、混線みたいなものも起きてくるのでしょう。方法論を取り違えてしまうわけです。ときとしてそれは、悲惨な結果をもたらすのかもしれません。

とりあえず、「かーそる」はどちらかと言わなくても後者です。あるいは後者のスタイルを模索しています。

ネットワークすべてに広がることを目指してはいない。かといって、同質性・均質性に留まってもいない。ゆるく、広がっていく。そういう感じです。

そういうメディアが、蜂のようにたくさんあると、面白くなってくるのではないかと考えております。

かーそる 2019年5月号
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