さて、前回の解答からである。
答えは、シンプルだ。「次の場合」の中にもう一つの「次の場合」を入れる。そうすることで、「http://が含まれているかどうか」を判断した後で、「https://が含まれているかどうか」を確認できる。
アクションの流れは以下の通り。
ようするに、あれである。「入れ子状」というやつだ。丁寧に追いかければ、
http://が含まれている?
Yes→データを次のアクションに渡す
No→http://が含まれている?
Yes→データを次のアクションに渡す
No→クリップボードを取得する
という形になっている。もちろん、将来Httpzみたいなものが出てきたときは、さらに入れ子状にして判断を三段重ねにすることもできる。
この「次の場合」の入れ子状が使えるようになれば、ややこしい状態も管理できるようになる。もちろん、その分ショートカットの中身もややこしくなるわけだが、それは受け入れるしかないだろう。
というわけで、これで「次の場合」がかなり使えるようになったと思う。もう一つ、プログラミング的な要素として「繰り返す」というのがあるのだが、それはまた実例が出てきたときにでも紹介するとしよう。
というわけで、「ギャラリーにあるものを、それなりに改造して使えるようにする」の初歩についてはいったんここまでにしておく。次回は、ゼロベースで自分のショートカットを作ってみよう。
お題は、「FastEverっぽいショートカット」である。もし組めるなら、ぜひ自分で組んでみて欲しい。