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「年金改革」の違和感

TVの討論会で、自民党議員が他の党の議員と年金改革について議論しているのを聞いているととても違和感を感じる。

それはなんだろうか。

まず、会話がかみ合っていない。

本会議でも、よくあることだが、政治家同士の会話というのはかみ合っていないことが多い。

それは回答者が質問の答えをはぐらかしているのか、それとも本当に尋ねられていることがわかっていないのか、判断に苦しむ。

また、今回の与党案はまるっきり改革の名に値しないものだ。少なくとも野党はその意見だけは一致している。
が、小泉首相の「一元化の方向」発言と、党内の意見とはまったく食い違っている。
まとまりがない。

なぜ、今回の政府案が改革の名に値しないかというと、それはまず「制度」ありきだからだ。
かれらが今まで行ってきたのは、問題の先送りである。そして、そのことの積み重ねで、現在年金制度はどうも上手く進みそうにないという状況になってきている。

では、そのとき議論されるべき改革案は、新たな制度であろう。いくつかの制度のシミュレーションの結果、給付と負担、そして不公平感のない制度を作り出すことが、目的となるはずである。

野党議員からの質問・反論に対して、与党議員は彼らの制度を実現するために、アレがむり、コレが難しいという。
しかしながら、自らの政府案は、何の疑問もなく受け入れそして、それでいけると強く信じている。

もし、世の中をちゃんと見ている人間だったなら、このままの制度を続けていけば、いずれ取り返しのつかない事態がやってくるということははっきりとわかるはずだ。
しかし、彼らはそういう事柄を見ない、かあるいは見てみないふりをしている。

もし、問題を直視してしまったらら、自分達が行ってきたことがはっきりと間違いだったと、認めざるえなくなtってしまう。
彼らはそういうことには耐えられない。
現状を続けていくことで、自分達の行動は正しかったのだと自ら信じているのだろう。

出なければ、あんな意味不明な「改革」を出せるわけがない。

たとえば、若者層に考慮した年金制度体系を打ち出せば、おそらく自民党に票を投じてくれている人に何らかの損がでるのだろう、あるいは損が出ると思われてしまうのかもしれない。

現在でも、かなり苦しい状況で政権を運営している自民党にとってはそれは避けたい事柄だ。

ダカラ、直接、票に結びつかない若者層のことはとりあえず置いておく。彼らが年金を受け取ることには、おそらく自分達は政治家生命は当然終わっているだろうし、われわれは逃げ切った世代だ。
そんな認識が、彼らの言動の節々から感じられる。

はっきりいって、もう引退してもらいたい人がたくさんいる。政治家の首を200人切る代わりに消費税10%になるという交換条件なら、私はそれでもいい、ときっぱり言えると思う。
とりあえず、国家的に見て短期的な、己の保身だけの行動しかできない人間は、さっさと政治の場から退場していただきたい。

おそらくこういう話をしても、日本語が通じにくいのではないかと思う。
大きな選挙のうねりが起きない限り、彼らは自らの椅子を守ることに必死になるだろう。

誰もNOといえない。困った職業である。

2 thoughts on “「年金改革」の違和感

  1. 本会議の質疑応答は彼ら自身の言葉ではないことが多いです。
    綿密に打合せされた上に成り立つ猿芝居です。

    だって、台本があるんですもん。
    つまり、脚本家がいるって事ですね。

    こうして、ちゃんと政治に対して関心を持っている人間たちがいるのに、なぜ変わらないのだろう。

    政治家たちの保身の為の力?
    あまりにも無関心な人の数の膨大さ?
    政治と利害関係を持つ人のずるがしこさ?

    あえて書いておきますが、あたしは政治に関して興味を持ってないです。ダメ人間です。

  2. コメントありがとうございます。しばらく気がつきませんでした、すいません。

    >本会議の質疑応答は彼ら自身の言葉ではないことが多いです。
    綿密に打合せされた上に成り立つ猿芝居です。

    綿密に打ち合わせされた、というのはその通りだと思います、がそれは猿芝居ではないと思います。まだ猿芝居のほうが、マシというものです。

    >こうして、ちゃんと政治に対して関心を持っている人間たちがいるのに、なぜ変わらないのだろう。

    これは、実に簡単な理屈で、変えようと思う人間よりも、このままが良いと思っている人間のほうが数が多く、力を握っているからでしょう。

    あえて、答えておきますが(笑)、政治に関して興味を持っていない人間=ダメ人間ではないと思います。

    では、何がダメ人間の定義か?それはまた考えて見たいと思います。

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