物書き生活と道具箱

重要かつ緊急でないことにフォーカスをあてる

前回「自分の目的を見つけるための7つの質問」というエントリを書きましたが、これ以外にも自分自身と向き合う習慣の重要さを強調しているものは多数あります。

いきなり自分の価値観を見つめろ、と言われてもなかなか難しいもの。どのような方法があるのか、比較的簡単に始められるものをいくつか紹介します。

(1)「本質に迫ること」を見極める9つの質問

「減らす技術」という本で紹介されている9つの質問です。
何かを始める前に、とりあえずこの質問を自分に問いかけてから「本質に迫ること」を見極めましょう、と提案されています。

質問1 どんなことに価値を感じているのだろう?
質問2 どんあゴールを目指しているのだろう?
質問3 心から好きなものはなんだろう?
質問4 何が大切なことなのだろう?
質問5 もっともインパクトが大きいことはどれだろう?
質問6 長期的にインパクトがあることはどれだろう?
質問7 それは「必要なもの」だろうか、それとも「欲しいもの」だろうか?
質問8 「本質に迫ること」ではないことはなんだろう?
質問9 まだ減らせることはないだろうか?

注目は質問9。まさに「減らす技術」といえます。いきなり自分にとって最も重要なものを見つけるのは大変難しいことです。しかし、気になっていることをリストアップしてその中で最も重要でないことならば見つけやすいでしょう。そうして少しずつ少しずつリストをシェイプアップしていくことで、自分の本質に迫ることができるようになります。

(2)最優先課題書き出しワーク

シゴタノ!でおなじみの大橋氏の著書「ライブハックス!」で紹介されている一番最初のワークです。ワークの内容をそのまま本文より引用します

WORK 5分
 (タイマーで時間を計りながらやってみてください)
 現在あなたが抱えている最優先で取り組むべき課題を紙に箇条書きで書き出してください。(5分)

とりあえず、これを毎日一週間続けてみること。ポイントは

1.何も見ずに、自分の記憶だけを頼りに「最優先課題」と言えるものを制限時間の中で書き出すこと
2.毎日(できれば朝)つづけること

こうして課題出しを行ったリストには、おのずと「頻繁に書かれるもの」「一度書いただけのもの」と言う風に、出現度合いに濃淡が付いてきます。これがそのまま自分にとっての重要度になるわけです。

人間の脳はその日その日で感じているものも違いますが、根となる自分自身の価値観はなかなか揺れないもの。「自分の脳」を定点観測することによって軸となる自分の優先課題を見つける、というのがこのワークです。

(3)フランクリン・プランナー

フランクリン・プランナーという手帳があります。この手帳では単にスケジュールを調整するために手帳を使うのではなく、自分の価値観を見つめたり、明確化する目的をもって使うように作られています。

価値観を書き出す演習のページがあったり、ミッションを具体的な文章で表現する「ミッション・ステートメント」を書くページがあったりと、手帳を使っていく中で、自然と自分自身と向き合うことができるようになっています。

フランクリン・プランナー オフィシャルサイト

(4)マインドマップ

アイデアを広げたり、考えをまとめたりするときに効果的なマインドマップですが、これを使って自分自身について考えることもできます。

セントラル・イメージに自分の顔を描くか、よく使うアイコンでもいれて、あとは思いつくままでブランチをのばしていくとよいでしょう。

初めから完璧なマインドマップを完成させることが目的ではありません。何度か書いていくうちに、自分の中が掘り下げられていく感覚を味わうことができると思います。

自分の中で納得のいくものが出来たら、手帳にはるか、よく目にする所にでも貼っておいて定期的に見直すとよいでしょう。

私は、「今の自分の状態」と「将来目指したい状態」の二つのマインドマップを定期的に書いています。
※ちなみに私がマインドマップを使うのはこの作業だけです。

まとめ

いくつかの方法を紹介しました。実際どのような方法であってもかまわないと思います。一番重要なのは自分と向き合う時間を作ることです。以下は「ライブハックス!」より再びの引用です。

このワークで大事なことは、「自分との対話の時間」を持つことができる点にあります。日々を忙しく過ごしていると、改めて自分が抱えている課題を棚卸して、じっくりと眺めるという時間がなかなかとれないものです。

こうした棚卸しさえ定期的に行っていれば、途中で経路がずれていても修正することができます。また、定期的に行うことで、自分の中で「重要なものは何か」という視点を得ることができます。いわばそういった思考に脳がなじむ、という状況が生まれます。

自分の中の「最も重要な事」は分かっていて当然と思いがちですが、そうではない事の方が多いのです。

どうも、人間の脳は「緊急度」に反応しやすい性質を持っているようです。参考文献などはありませんが、自分の実感として、他人の話の総合として「目に付くこと」「目の前にあること」に過敏に、過剰に反応してしまいがちです。自分の中の最も大切な事でもそれが緊急性を帯びていなければ脳でフォーカスが当てられることはありません。

もちろん、家が火事になったときに「自分にとって何が一番重要か?」などと問いかけている暇はありません。緊急性に身をまかせてとっとと脱出することが大切です。そんなときでも自分の子どもを大切にしている親ならば置き忘れて逃げることはしないでしょう。

しかしながら、毎日毎日「仕事が忙しく」て子どもと会話できない、顔を見れないという親ならたくさんいそうです。しかし子どもを軸に考えて仕事の方をダイエットさせることが本当にできないのか自問している親はどのくらいいるでしょうか?

情報が溢れかえり、やることが山積みのこの現代社会の中では「重要だけども緊急でないこと」にいかにフォーカスを当てていくのかがかなり重要になっているのではないでしょうか。

参考文献

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2件のコメント

  1. ん~。なるほど。。。

    マインドマップは実践してますが、
    2番の方法は、やったことがありませんでした。

    参考にして、実践させていただきます。

  2. >178さん
    お役に立てればなによりです。ライブハックという本もおもしろい本なので本屋で立ち読みでもしてください。

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