7-本の紹介 「タスク」の研究

Are you エセハッカー!? ~「成果を出す人の実践 時間活用術」を読んで~


日経BPムック 実践 時間活用術   実践 時間活用術

時間をいかに「活用」するか、という視点でアソシエの記事がまとめられた特集号。

企画は以下の四つ

  • 「朝活」で人生を変える!
  • 最新スピード仕事術
  • 超集中仕事術
  • 最強の行動習慣

著名な方へのインタビュー記事と、ハック的なトピックスが載せられている。

印象的だったのは、星野リゾート社長の星野佳路氏の記事。

「タイムパフォーマンスを追及する」というテーマの中で星野氏は

「時間を短くしようと考えることで、新たな思考や発想が出てくる」

と述べられている。

この視点はまさにライフハック的と言えるのではないだろうか。

記事は

 仕事にかかる時間を減らそうと意識することが、レベルアップの原動力となる。その目的を達成しようと脳や身体が作動する。
 効率化と仕事の質はトレードオフの関係にはない。むしろクオリティーが高まる場合が多い。「今の仕事を普段の半分の時間でできないか?」そう考えることがワンランク上のビジネスパーソンへの第一歩だ。

という文章で締めくくられている。効率化を進めることは必ずしも仕事の質を落とすことにはつながらない。しかし、つながる場合もある。

ライフハッカーと呼ばれる人が多くの成果を出しているのは、そこで使われているハックが根源的な力を持っているから、ではない。そのようなハックを生み出す視点なり思考力なり継続的努力が、そのままその人のスキルに吸収されていくのだろう。

つまり、我々はライフハッカーと呼ばれる先駆者の物まねをしても意味がない、ということだ。意味がない、というよりも仕事の質を落とす危険性すらそこには潜んでいるかもしれない。

あくまで、それらは「参考」であり「お手本」でしかない。結局の所、自分なりの「ハック」を見つけ出すなり、考案しない限りは「なんちゃってライフハッカー」にしかなれない。この事は肝に銘じておくべきことだろう。

とりあえず、「時間活用術」の中には、さまざまなお手本が示されている。来年に向けて新しい生活スタイルを作り出したい、手帳の使い方に悩んでいる、という方には参考になる一冊だと思う。

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