物書き生活と道具箱

中間地帯を作れる『パッとメモ』PATTO

意外な便利さ

へぇ、おもしろそうだな〜と、「素晴らしいアイデア.パッと開いてすぐに使える便利なリング型メモ帳:『パッとメモ』PATTO」の記事を読んでいたら、たまたま立ち寄った文具店に並んでいたので、お腹を空かせた猫のように即座にゲットしました。

なるほど、これはなかなかアイデアフルなアイテムです。

一見すると、ごく普通のリングノート。

方眼は2.5mmとやや細かく、紙質はGood。さすがミドリさんといったところ。

で、ここからが本番なのですが、このノート、スタート時点では全体が固まっております。

全体が一つのブロックなわけです。もちろん、「固まっている」といっても、片面がのりづけされているだけで、ようするに付箋みたいなものをイメージしてもらえばよいでしょう。

で、一番上のページに何かを書いたら、その粘着部分をペリっといっちゃいます。

これが非常に気持ちいい。で、めくり切ったら、当然のように新しいページが出てきます。

つまり、ブロックの一番上の部分はいつでも「新規ページ」なわけです。だから、即座にアクセスできる。これが、『パッとメモ』の「パッと」感を作り出しています。

が、それだけではありません。この構造によって、従来のリングメモにはなかった中間地帯が生まれています。どういうことでしょうか。

新しい状態の感覚

これまでのリングメモの場合、メモの状態は「切り取られていないか」か「切り取られているか」の二通りしかありませんでした。でもって、ある程度役割を終えたものは切り取られてメモ本体からパージされるのが常でした。なんといっても邪魔ですからね。

ただし、この運用の場合、「特段今必要というわけではないが、かといってまだ切り離したくもないもの」というグレーゾーンの扱いが微妙でした。あまり数を残してしまうと、最新ページへのアクセスが悪くなるが、かといってバシバシ切り取ると、どうにも不安感が出てきてしまう。そういうときに、たとえばメモのカバーにポケットなどを付けてちぎり取ったメモをそこに入れておく、という工夫があったわけですが、『パッとメモ』の場合は、めくった後、残して置いてもぜんぜん邪魔にはなりません。つまり、「粘着は剥がしたが、リングにはまだ付いている」のを、保留状態として扱えるわけです。

・書くだけ書いて剥ぎ取らない(入力途中)
・書いて剥ぎ取る(一時保存)
・ちぎり取って、捨てる(破棄)
・ちぎり取って、別の場所に移動する(保管)

こんな感じでしょうか。

まあ、こんなややこしい話は別に必要ないでしょう。ペリペリとちぎりとった瞬間に、「新しいページが追加された」ような感覚を味わえば、十全に理解されるかと思います。そう、これはかなりの部分感覚的な話です。でも、たしかにこの『パッとメモ』は、一冊のリングメモに、二つの領域を感じさせてくれます。それは結構、楽しい体験でもあります。

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