導入すると、Googleの検索結果に「このページをブロックする」の表示が追加される。
それをクリックすると、ブロックの仕方が選べる。
まず「このページだけ」か「ドメイン全体か」の選択が可能で、さらに後から解除可能な「ソフトブロック」か、永久にサヨナラの「ハードブロック」が選べる。ネットやテレビの断片的な情報を集めて曖昧な憶測を流すだけのWebサイトは軒並みドメインごとハードブロックで構わないだろう。他にもページはいっぱあるのだ。
一応、検索結果ページには、「全てのブロックを一時解除」ボタンがあって、これを押せば非表示だったものが再表示されるが、たぶん使うことはほとんどないだろう。
その他の設定
右上に表示される拡張のボタンからは、オプションにいける。ちなみに、以下はGoogleの検索結果ページでボタンを押したが、通常のWebページだと表示されているページ(ないしはドメイン)をブロックすることができる。不完全なソースで煽ることしか目的がないページをうっかり開いてしまったときなどに活躍するだろう。
で、オプションである。
いろいろ項目があるが、「禁止用語」というのがあって、これでたとえば「いかがでしたでしょうか?」のような言い回しを含む味のない金太郎飴的なブログをまとめてフィルタリングすることが可能らしい(参照)。
さいごに
もうインターネットにはお腹いっぱいなくらいに情報がある。水の量を間違えたパンケーキみたいなページをわざわざ検索結果に表示させる必要は年々減少している。
別にそれぞれは自由に発信すればいいのだ。ただ、私たちには、自分のWebブラウザで目に入るものを選ぶくらいの権利はある。アクセス数を稼げれば、情報の信憑性や読み手に与える影響など一切気にしないという記事を書くサイトをドメインごとフィルターするくらいの権利はある。
過激なタイトルを、私たちはついついクリックしてしまう性質があるとしたら、それを目に入らないようにするのも、ある意味でナッジ的な運用と言えるだろう。
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