物書き生活と道具箱

org-modeに思いつきを並べる感覚

最近「Spacemacs」でorg-modeを使っている。

たとえば、こんな画面だ。

白地で表示されている部分は本文レベルで、上の <2019-07-27 土>に属している。その見出し行でtabキーを押せばシュッと隠れる。

アウトライナー的な操作である。

見出しを立てる

たとえば、その日のページを作って、たらたらと思いついたことを書く。数行で終わるようなものもあれば、ちょっと膨らむようなものもある。膨らむようなものは、案外大切かもしれない。どこかに原稿で書くかもしれない。デイリーの中に没させておくのはもったいない。

そういうときは、タイトルにあたる行の頭に*を一つ追加してやる。それでそこが見出しへと化ける。

が、このままだとブロックの下にある行まで巻き込まれてしまうので、適当に順番を移動させて、一番下にでも移動させる。

これでバッチリだ。tabキーを押せば、下がまるっと隠れる。しかし、 <2019-07-27 土>の中身を隠しても、このブロックは隠れない。

無事、独立したわけだ。あとは、折を見てこのブロックの中身を肉付けしたり、どこかの原稿で利用したりと、あとは何とでもなる。普段は一行だけの地味な存在だが、tabキーを押せばパッと開く。なかなか快適だ。

もちろん、これだけであれば、アウトライナーでもできるし、他のツールでもできる。が、org-modeは、もう一段ディープだ。

画面を分割させ、そのブロックがどこに位置づけられそうなのかを、じっくりと検討ができる。

アウトライナーで長い項目を扱う場合は、要素のドラッグをキープしつつスクロールで行ったり来たりしなければいけない。これが存外に落ち着かない。かといって、普通にスクロールしたただけだと、今度は移動すべき項目をもう一度見つけ直す手間がある。画面分割は、そういう細かい操作は必要ない。

というか、あらゆるアウトライナーは画面分割を備えるべきである。これはもう、本当に声を大きくして主張したい。ある程度要素が増えたり、階層が増えたりすると、一画面ではとても収まらないので、一度に扱える情報が限定されてしまう。単に備忘録として使うならともかく、知的操作するには非常に不便だ。

でもまあ、アウトライナーに不満を言っても仕方がない。ともかく、この操作がなかなか快適だ、という話だ。

日ごとのページを書き、よさげなものは見出しを立てる(あるいは見出しのレベルを上げる)。それで目に触れるようにして中身を加筆していき、必要とあれば、どこかのプロジェクトへと移す。しかも画面分割で全体を俯瞰しながら、移動先を決定できる。

構成する機能としてはごくごく単純なもので、現代の目新しいツールに比べると驚くことはほとんどない。でもこれが、驚くほど快適なのである。

が、ここで「じゃあ皆さんorg-modeを使いましょう」と訴えかけないのが、当ブログである。とりあえず、「デイリーにつらつら書いて、必要とあれば、新しく見出しを立てる」という運用方法の快適さは折り紙付きなので、このやり方から採用されると良いだろう。

また、気が向けばorg-modeについては書くかもしれない。なにしろ、私もぜんぜんわかっていないので、書けることに限りがあるのが難点である。

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