智慧カードというのをご存じでしょうか?
「アイデア・スイッチ」や「アイデアは考えるな。」といった本でも紹介されていますが、TRIZ(発明の法則をまとめた技術開発理論)を日本語に訳して40パターンにまとめたものを一つ一つカードに書き込んだものです。
個別のカードは以下のサイトで紹介されています。
智慧カード
「2つをあわせよ」「反動を先につけよ」「重要なところに保護を施せ」といった新しい商品を開発するために必要な思考のヒントがカード一枚ずつに書かれています。
普通に考えているとなかなか自分の視点から抜け出すことは難しいのでこういった「他者からのアドバイス」はかなり有効です。
これは少しアレンジすれば商品開発だけでなく知的生産にも応用できるのですが、カードを日常的に持ち歩くのはちょっと面倒です。で、登場するのがEvernote。
本来はカードを一枚ずつスキャンするのが良いのでしょうが、結構それも手間なので、先ほど紹介したサイトの画像を直接Evernoteに放り込みます。適当な名前を付けたNotebookにいれておけばよいでしょう。
アイコンビューにしてややズームするとこんな感じに。
使うときはもっとズームにして1~2枚だけ表示されるようにしてもよいかもしれません。
Evernoteは今のところノートの表示をランダムにすることはできませんが、ちょっとアイデアに詰まったときなどはこれを流し読みしているだけでも、何かのタネが見つかるかもしれません。
iPhone版のEvernoteならばfavoriteにしておけばさらに手軽に見ることができます。特によく使うものを選んでスターをつけておく、なんてこともできそうです。
※将来的にNotebook単位でfavoriteできるようになればこういう使い方がもっとスムーズになりそうです。
まとめ
もちろん、この智慧カードをそのまま使ってもよいのですが、それだとあまりおもしろみはありません。「知的生産」・「人間関係の改善」「営業のアプローチ」など自分が使うシチュエーションに合わせてアレンジしたり、自分オリジナルなものを加えてバージョンアップさせて使っていくと、いかにも「ライフハッカー」という感じになります。
皆さんもぜひお試し下さい。
参考サイト
TRIZ-Wikipedia
参考文献
アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置 |
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日本実業出版社 2009-06-30 売り上げランキング : 135108 おすすめ平均 |
アイデアは考えるな。 |
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日経BP社 2009-11-19 売り上げランキング : 378 おすすめ平均 |
先日WindowsのEvernoteを日本語版(beta)にバージョンアップした際にMac版と同様にビュースタイルの変更ができるようになっていたので、前々から考えていたちょっとしたアイデアを紹介しました。私は実際はこの智慧カードは直接使っていませんが、自分なりの発想の手がかりをカードかしたものをEvernoteに入れています。加えて、GTDのトリガーリストなどもEvernoteに放り込んでおります。
1 thought on “Evernoteでアイデアのトリガーカードを持ち歩く”