物書き生活と道具箱

走り続けるばかりが人生じゃない

12月ということで、GTDでの年次レビューなどを実行しようと計画されている方も多いのではないでしょうか。

今年一年は、バリバリと思い通りいったぜ、という方ならば前向きに取り組めるでしょうが、ちょっとつまずいた、うまく前に進めなかった・・・と一年の初めに立てた目標を見返して落ち込む方もおられるかも知れません。

しかしながら、そういった「つまずき」や「遅れ」にもまったく意味がないわけではありません。むしろ積極的にとらえることもできそうです。

Dumb Little Manというブログの「10 Reasons Why Lag is an Advantage」というエントリーで、Lagつまり遅滞にも価値があるよ、という「教え」があります。
以下は10の理由をそのまま引用してあります。

  1. It gives you time to acquire new skills.
  2. It allows you to refocus your life.
  3. It gives you time to practice.
  4. It gives you time to assimilate a new subculture.
  5. It allows you to make personal connections.
  6. It gives you time to step up to leadership.
  7. It teaches you to be patient.
  8. It weeds out the determined from the enthusiastic.
  9. It allows you to fail and recover.
  10. It creates organic growth.

注目したいのは、以下の3つ

・It teaches you to be patient.
・It weeds out the determined from the enthusiastic.
・It allows you to fail and recover.

・It teaches you to be patient.

周りから置いて行かれている感覚は、焦りを生みます。しかし、それは忍耐を学ぶ良い機会とも考えることができます。現代社会においてスピーディーさは神聖なほどに絶対視されていまが、そういった社会において忍耐を学ぶ事はできません。

耐える心というのはとても重要なものです。本当に価値にあるものはすぐに生み出したりはできません。気が遠くなるような失敗を重ねて初めて生み出すことができるものです。失敗に耐える心が無ければ、価値あるものを生み出すことはできないでしょう。

「The course of true love never did run smooth」

シェイクスピアの生み出したこの言葉はいろいろな解釈があると思いますが、本当の愛を得るためにも忍耐は必要なものかもしれません。

・It weeds out the determined from the enthusiastic.

周りが熱中しているから、始めてしまったものはないでしょうか。もし時間が経って自分の中で関心の熱が下がっていたらそれはあなたにとって本質的な物事ではなかった、ということかもしれません。

逆に時間が経っても気になる物、あるいは失敗してもどうしてもやり遂げたいと思っていること、それがあなた自身の関心の中心に位置する物の可能性は高いと思います。
Lagはそれらをふるい分けるフィルターのようなものになるかもしれません。

・It allows you to fail and recover.

とんとん拍子に成功している人は、一件順風満帆のようですが実は結構危険です。多くの先人の教えにあるように我々が学ぶべき事は失敗の中に多くあります。その失敗を経験しないままチャンスだけの成功を積み重ねていけば、いつかぶつかる大きな失敗を乗り越えることはおそらくできないでしょう。

失敗は考えるチャンスです。なぜ失敗し、何が足りなかったのかを考えることでその物事の本質に迫っていくことができます。こういった思考はのちのち貴重な財産になることでしょう。

世の中には「成功談」は高らかに語られますが、「失敗談」は懐にしまわれてしまうもの。しかしさまざまな教訓は失敗談の中にあります。

何か失敗をしてしまった人は「これは失敗の練習だ」と認識して、注意深く物事の展開を眺めておくのがよいでしょう。誰に迷惑がかかるのか、周囲の人はどうやってリカバーするのか、をじっくり観察するまたとない機会です。

まとめ

思った通りに行かない、上手く進めている感じがしない、というのはちょうどレビューをするタイミングなのかも知れません。それは今までの人生のレビューというなかなか大きいものです。

それとは逆に「悩んでいる暇があれば行動せよ」、というようなアドバイスもあります。時と場合によってはその方が適切な場合はあるでしょう。

実際どう考えるかは、あなたの自由です。でも、迷い立ち止まり、他から取り残されていると感じるときだって、あなたの人生の一部であることには代わりありません。
どんな一日でもあなたの一日なのです。であれば、どんな一日にも意味を見いだし大切に扱ってあげたいものです。

「ポジティブに生きる」とは何がなんでも楽天的に考える、ということではありません。それは、困難に陥った状況ですら活用し、楽しむ、という考え方です。
そういった考えをうまく身につけることができれば、そこからのあなたの人生の時間はすべてあなたの味方をしてくれることでしょう。

編集後記:
patientつまり忍耐心を得ることができれば自分の感情が状況に振り回されなくなります。
一歩引いた視点で自分とその周りの状況を見つめることができれば、ファミレスで1時間以上オーダーを取りにこられないまま、放置されてもこんな風に楽しめるようになるかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です