1-情報ツール考察

なんであれ、書くものさえあれば

なんであれ、書くものさえあれば

僕たちは始めることができる。考えることを。より深く見つめることを。
言葉は哀れであり、線はそれを支える。
眼のスクリーンをもう一度転写するもの。
そこから新しい物語が紡がれる。皆が知ってる、誰も知らない物語が。

なんであれ、書くものさえあれば

僕たちは終わることができる。限界に身を委ね、名も知らぬ受け手にすべてを任せることができる。
たとえそれが誤配であったとしても。
むしろそれが誤配であるがゆえに。
私委は私の中から抜け出ることができる。
書き出すことによって、はじめてそれが可能となる。

なんであれ、書くものさえあれば

僕たちは、周り続けることができる。
スクリーンからスクリーンへの永遠の転写。誤差を含み、ノイズが混じり、宛先を見失ってなお繰り返されるそれにより、幻想的に維持される一つのシステム。
たとえその中の一部でしかなくても、刹那に消え、固有が溶け去ってしまうにしても、その一部としては在り続けられる。
幻想的なシステムが継続している間に限っては。

なんであれ、書くものさえあれば

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