5-創作文

魔法のスイッチ

魔法のスイッチを押すと、どこからともなく自信が湧いてきた。これはすごい。僕は不安になるたびに、そのスイッチを押し、困難に立ち向かっていった。

あるとき、僕は絶体絶命の危機に瀕し、仕方なく魔法のスイッチを手放すことになった。だって、仕方がなかったので、ロープに両手で掴まなければ、あのとき僕は海の底へまっさかさまだったろう。

それ以来、僕の手には魔法のスイッチはなかった。でも、僕はときどき心の中でそのスイッチを押した。自信は、たしかに湧いてきた。

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