4-僕らの生存戦略

凸凹

一見真っ平らな板でも、じーっとよく見れば細かい凹凸があるのがわかる。板ごとに、その凹凸は異なっている。ちょっとした個性だ。

非常にズームしていって、ある一点だけを捉えれば「ここはへこんでる、でも、あの板はぜんぜんへこんでいない」ということになる。ただ一点だけを比べれば、そういうことは起こりえるし、それは真実でもある。

でも、別の板は別の板でへこんでいるところはある。それもいっぱいある。そこを比べれば、こんどはこっちが「ぜんぜんへこんでいない」ということになるかもしれない。

じゃあ、ズームアウトしていって、どちらがへこんでいる数が少ないかを競う、というのも虚しい話だ。むしろ、誰だってへこだところはある、という認識からスタートした方が世界に潤滑油をもたらすだろう。

ズームしていると、見えるものが少なくなり、勝ち負けが生まれてしまう。いや、「勝ち負け」を生むためにはズームが必要なのだ。そして、勝ち負けは必要かという観点に立てば、ズームアウトした世界が持つ素晴らしさにも気がつける。

この凸凹とした世界の素晴らしさに。

▼こんな一冊も:

Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
ロルフ・ドベリ
サンマーク出版
売り上げランキング: 215

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です