4-僕らの生存戦略

はまる人の割合

あるものにはまる人の割合が9割だとしよう。10人いたら9人がはまる。わりととんでもない数字である。

そのようなものは、薄利多売が効く。少々安く売っても、はまる人はわんさかいるのだから何も問題ない。

では、はまる人の割合が1割、いや0.001割だったらどうか。そのようなものが、存続し続けていくためには、薄利多売ではやっていけない。一人の顧客から、多くの利益を得なければいけない。

これは、ニッチの話ではない。そうではなく、多くの人が避けて通るようなうさんくさいものの話だ。

そうしたものは、ごく少ないはまる人から、キリキリとしぼり取ろうとする。というか、それができないものは存続できないのである。だからなりふりなんて構っていられない。はまらない人から見れば、いかにも馬鹿げたことをやってのける。それが、彼らの生存戦略なのだ。

だから、僕らも注意しなければいけない。明らかに高いものは、もしかしたら、多くの人が避けて通るようなうさんくさいものなのかもしれない、と。

もちろん、そうでない可能性だってある。が、そうだった場合のリスクが高すぎることを考えれば、慎重すぎてもおかしなことではない。

現代は、特にそういうことに注意を払わなければいけない時代でもある。

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