4-僕らの生存戦略

見方を変える

人間の視野は限られている。注意の向け方には偏りがあり、思考の探索は全領域を収めない。

注意は思考を形成し、思考は行動を形成する。状況を改善したければ、見方を変えなければならない。でも、どうやって?

他人に話す

自分と他人は同じ人間ではない。そこには違う思考のパターンが宿っている。私たちは完全にわかりあうことができず、100%の意思疎通なんて夢のまた夢であり、あらゆるところで誤配が生じているからこそ、そこから新しいパターンをくみ出すことができる。

文字として書いてみる

脳内の情報はもやもやと広がっている。それを一度書いてみる。書くことで情報は固定され、つまりは視点も固定される。

物の見方は情報処理であり、それがパターンだった。私たちは外界から入ってくる情報を処理して、何らかの考えを思い浮かべる。そして、私たちは読んだ情報から入ってくる情報を処理して、何らかの考えを思い浮かべる。この二つは、微妙に異なるものだ。そこから、新しいパターンが始まるかもしれない。

本を読む→脳内賢者

日常的に本を読んだり、誰かの話を聞いたりしていると、その人の思考回路を学ぶことができる。「この人なら、こう考えるだろうな」というパターンが形成される。そうなれば、しめたものだ。

状況に遭遇したとき、「あの人だったら、どう考えるだろうか」と考えることで新しい情報処理の回路が開いていく。

スイッチ

まったくぜんぜん関係ないことに注意を向けるのも一手。脳が潜在的に情報を処理して、思わぬ道をつなげてくれるかもしれない。

仮想現実

極端な状況をシミュレーションしてみて、「もし〜〜だったら、どうなるだろう」と考えてみることも、普段のパターンから外れる方法ではある。発想法と呼ばれる技法の多くにも、この手の方法は多く含まれている。

もちろん、そのような状況をイマジネーションできる程度の想像力は必要である。

さいごに

物の見方は、一定のパターン処理である。あるいは習慣である。そこから抜け出すのは、なかなか容易ではない。少なくとも、レールの上を走っている意識だけでは難しい。

今回紹介した方法の多くが「他者(異物)との交わり」によってそれを為している。きっと他にも方法はあるだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です