「タスク」の研究

ひとそれぞれの、しかし類型的な理由

あるいはメソッドを使う理由の開示

人はそれぞれに多様だが、何かを考えるときに類型化した方が便利な場合がある。

タスクキャズム理論 – タスク管理の体系化

こちらは、キャズム理論をタスク管理に応用したもので、なぜタスク管理の普及・啓蒙が難しいのかが分析されている。

さて、Magic The Gathringに「ティミー、ジョニー、スパイク理論」なるものがある。

ティミー、ジョニー、スパイク理論 – 倉下忠憲の発想工房

こちらはゲームプレイヤーが何を(どんな体験を)求めてプレイしているのかを類型化したものだ。

これをタスク管理に当てはめたらどうなるだろうか。この問いかけは、自然と「タスク管理を求める理由は、人によっていくつかパターンがあるのではないか」という疑問につながる。

ごく単純に思いつくところを並べてみると、以下のような理由があるだろうか。

・効率を重視する人
・成果数を重視する人
・困難な目標を達成する人
・心の安静を求める人

もちろん、これ以外にもあると思う。でもって、これらの人が求める要件というのは、やっぱり違ってくる。ごくごく基本的な部分は共通していたとしても、小さな部分から大きな部分までまるっと違っていることは起こりうる。というか、起こらないと変である。

とは言え、効率を重視する中で、心の安静が生まれることもあるだろうし、心の安静のためには成果数が必要となる場合もある。つまり、完全に独立した因子ではない。とは言え、やっぱりプライオリティーによって個々の部品や立ち振る舞いは変わってくるだろう。

しかし、完全に独立した因子ではないから、方法論hogehogeは、AにもBにもCにもDにも役立つという言い方が成立するし、またそれは嘘ではない。役には立つ。ただ、第一義かどうかは話は別なのだ。

「効率厨」という言い方があるが、同様に「成果数厨」とか「困難厨」とかもあるだろう。その人が、それを求めているのだから(公共に著しい害を与えていない限りは)自由に追求してもらって構わないはずだ。少なくとも、自分とは違う厨方向を「間違っている」と断じるのは悲しい世界である。

むしろ、いろいろな厨要素が混じり合っていると考えたほうが自然だろうか。たとえば、私は困難厨と安静厨の割合がずいぶん高く、少し低く効率厨が出てきて、成果数厨の要素はほとんどない、といった形になる。だから、成果数を第一義にしている人のノウハウは、あんまり役立たない。

といった具合に、ノウハウの見方(目利きと言うべきか)が生まれてくる。

だからこそ、ノウハウは単にテクニックだけではなく、その人がどんな欲求を持って(どんな体験を求めて)実施しているのかという情報もセットで提示してもらえるとありがたい。そうでなければ、取り扱い説明書がついていないに等しいのである。

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