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ダイナミックなタスク管理

ダイナミックなタスク管理の鍵|gofujita|note

デイリータスクリストは、その定義から言えば、「その日行うと決めた、具体的な行動」だけを書き記すものだ。しかし、それ以外のものを書いてもいい。書いたらそれが「デイリータスクリスト」ではないものになることさえ承知していれば構わない。

リストの合力から言って、リストのタイトルはそこに含まれるものを支配するが、同時にそのタイトルはリストに含まれるものによって規定される。この二つの力を理解していればいい。

「混ぜるな危険」のアドバイスは、リストに記載されている別種のものを、あたかも同種のものだと勘違いして誤った処理を行ってしまうことを避けるためにある。その危険性が避けられるなら、混ぜてもいい。というか、その文脈において、もはやそれは混ざってはいない。そのリストに記載されるべきものが記載されているだけだ。

定義を扱うのは難しい。

定義すれば、その中身は明確になるが、固定化も同時に生んでしまう。つまり、変化を拒んでしまう。

それでいいのだろうか。

おそらく良いという答えが成立した時代があったのだろう。

与えられるタスクが固定化されており、それを何も考えずに実行して、その達成数が多い人が勝ち、というゲームがプレイされていた時代だ。

その時代では、主役はタスクである。実行者は、いかにそのタスクに合わせるか、いかにそのタスクを効率的に捌いていくかが主眼だった。それは、工場のラインにおいて、流れてくる部品に合わせて人が仕事をするということと、根本的には相似である。

知識労働者のタスク管理は、それと同じようには進められない。タスクは変化させられるし、そもそも自分で切り出す必要がある場合も少なくない。「こういう機能が欲しい」という要望に対して、「この機能の方が良くないですか?」と切り返せる(つまり、自分で考えてタスクを設定できる)力が必要である(古い企業は除く)。

つまり、これは時代の転換の表れなのだ。静的なタスク管理から、動的なタスク管理へ。それは、個人が持つ裁量と責任が上昇していることも意味している。

私は、自分の人生の過ごし方に責任を負っている。私は、私のマネージャーなのだ。あるいは、──ドラッカー風に言えば──、エグゼクティブである。

まずは、そのような認識の転換が必要だろう。

定義を扱うのは難しい。

定義を、上から与えられて、決して変更できないものであると認識すると、それは固定化の要素となる。しかし、それをプログラミング言語的に捉えれば、そこまで固定的なものではなくなる。

let l = “ハローワールド”

これはある種の「定義」だが、いくらでも変えていける。iや”ハローワールド”だけでなく、letすらも書き換えられる(結果を出力するfunctionに変えたっていい)。

そのように、こちら側に裁量があるものだと捉えれば、つまり、新たな機能を与えて、新たな名前を与える再帰的なプロセスを意識できるなら、名前を付けるのはそれほど悪くないし、扱いやすくもなる(たとえば、他人にその方法を伝えやすくなる)。

ダイナミックなタスク管理においては、個々のノウハウは対した意味を持たない。それがダイナミックであることが、真に重要なことである。

変化すること。

機械的に統一させないで、個々の要素で判断すること。

頭を動かすこと。

自分好みに作り替えていくこと。

どれも大切なことだ。でもって、一番最後の要素が一番大切かもしれない。道具は、それを使う人の手のサイズに合わせて作るものだ。それは、道具の使用者の内的なものが外側に拡張される(表現される)ということでもある(→西田哲学)。

創造。

DoMA式では、必然的にダイナミックなタスク管理になるが、それは一方では「自分のタスク管理の道具を自分で作っている」ことも意味する。

その結果として、(自分にとって)使いやすい道具が生まれるが、それ以上にある種の表現が(そして創造)がそこにはある。その現象が持つ意味はひどく重い。なぜなら、私たちは創造を通して、この世界と関わるからだ。

固定化されたタスク(あるいは状況)をうまく処理することだけを念頭に置いたやり方に親しんだ結果、私たち自分と世界とをダイレクトに結び合わせるやり方を置き去りにしてきたのかもしれない。創造から遠く離れてしまったのかもしれない。

何かをクリエイトする人は、それぞれに違った方法を持っている。そのことの意味を、もう一度考えてみた方がいい。それは単に「うまくやるための方法」ではなく、もっと存在論に結びついているのではないだろうか。

それぞれのやり方を肯定することと、それぞれの存在を肯定すること。これはつながっているのではないか。もちろん、その逆も然りである。

タスク管理のダイナミックさを肯定することは、私たちのダイナミックさを肯定することである。

ロボットが行うタスク管理と、私たちが行うタスク管理は同じだろうか。

その答えによって、あなたが必要とするタスク管理は間違いなく変わってくる。

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