物書きが使うVS Code 〜インストールと日本語表示化〜
物書きが使うVS Code 〜画面構成〜
物書きが使うVS Code 〜Workspace〜
物書きが使うVS Code 〜カスタマイズと設定項目〜
今回は、執筆時に嬉しい機能をいくつか紹介します。ちょっとした機能ですが、地味に役立ちます。
マークダウンと開閉
拡張子が.mdのファイルは、マークダウンモードで開きます。
で、たとえば、「#」とかを行頭に入力して、半角スペースを入れると、その行が見出しとして認識されます。これはまあ、よくある機能ですね。
で、その見出し行の横にカーソルを持っていくと、下向きの矢印が表示されます。なんとなくわかりますね。クリックすれば、下位の要素が閉じてくれるのです(collapse)。もちろん、もう一回クリックすれば、下位要素が開きます(expand)。
いちいちマウスでカーソル移動するのが面倒ならば、option + command + [ (または])のショートカットでも開閉できます。
一回キー操作が多くなりますが、command + k → command + l だと、開閉のトグルとなります。閉じていたら開く、開いていたら閉じるです。
この「アウトライナーじゃなくてエディタなんだけど、項目が開閉できる」点が、私がVS Codeをすごく気に入っている点の一つです。普通に文章を書いているときでもあるんですよね、「ここは今閉じておきたい」みたいな感じが(たとえば本文中に差し込まれているコラムとか)。
アウトライナーのように階層を作り、本文をその下位レベルに移動させなくても、その上の行に見出しを追加すれば、簡単に開閉ができるようになります。org-modeっぽい感じです(本家ほどではありませんが)。
ちなみに、.mdファイルでなくても、右下のモードを表示をクリックすれば、任意のモードに変換できますので、.txtファイルであっても、マークダウンモードに切り替えれば上記の操作は可能となります。
マークダウンプレビュー
マークダウンが書けるなら、プレビューも表示させたいところですね。ご安心ください。 command + k → v で分割ウィンドウにプレビュー表示が開きます。
で、このプレビュー表示に関しても、カスタマイズが可能です(詳しくはgoogle.comへ)。
zen mode
似たショートカットキーとして、command + k → zがあります。
これを押すと、開くのです。zenモードへの扉が。
エディタ以外の要素が隠され、行番号とかも消えちゃいます。ザ、集中空間ですね。私は、本の執筆ではだいたいこのモードを使っています。
ちなみに、esc → esc で通常空間に戻れます。
さいごに
他にもわんさかショートカットキーはあるのですが、とりあえず、 command + b でサイドバーがトグルすることを覚えておけば十分でしょう(たぶん)。
ともあれ、以上のように、VS Codeは物書き用のエディタとしても十分威力を発揮してくれます。すげーやつです。