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「自分のノート」選びのヒント

「自分のシステム」を作るレッスンその2

前回:「自分のシステム」を作るレッスンその1

どんなツールを「自分のノート」にしてもいいのですが、あまりに選択肢が多いと逆に困ってしまうので、簡単なガイドを書いておきます。

大学ノート

もっとシンプルで、手に入りやすく、失敗したとしても痛手が少ないのが大学ノートでしょう。今日中に、絶対に、どこを探しても、手に入らない、という状況の方が考えにくいくらい身近なツールです。

世の中には高級なノートやバインダーノートなど、アナログノート一つとっても多様な選択がありますが、そういうのを選ぶことを可能としつつも、まずは大学ノートから取りかかってみるのが「自分のノート」入門者には最適です。

なぜなら、まず高級なノートだとびくついて書くことができません。慣れたら気楽に書けるようになりますが、問題はその慣れるまでの間であり、であれば大学ノートから体を慣らしていく方が話が早いでしょう。

また、ルーズリーフ+バインダーのようなシステム・ノートもたいへん便利ですが、いろいろ変えられるがゆえにいろいろ決めなければならないことが多く出てきます。それが結構負担になるのです。

最終的に高級ノートやシステム・ノートに移行することも視野に入れつつ、最初は、一ページしか書かなくてももったいない気持ちにならない、大学ノートから始めてみるのをお薦めします。メーカーはなんでも構いませんが、個人的にはKOKUYOのキャンパスノートが大好きで、いつも買っています。

テキストファイル

デジタルツールで「自分のノート」を作るなら、さまざまな高機能ツールに手を出す前に、まずごく普通のテキストファイルから始めてみるのも良いでしょう。Windowsなら「メモ帳」(というアプリが今もあるのかはわかりませんが)で、MacOSなら……、プレーンテキストが作れるごく普通のエディタがありませんね……、まあ「テキストエディタ」で検索すればいくらでもツールは見つかります。
(補足)MacOSの「テキストエディット」について – R-style

むろん、Microsoft Wordを使ってもいいですし、MacOSの「メモ帳」を使ってもいいです。使い慣れていて、操作に悩まないなら悪くない選択です。逆に、ぱっと思いつくツールがないならば、大学ノートと同じように一番シンプルなツールから始めてみるのがよいでしょう。

【無料】テキストエディターのソフト一覧 – 窓の杜

別段それらのツールが悪いというのではありません。むしろ良過ぎるのです。特にMacOSの「メモ帳」はかなり高機能で他の生半可なツールを蹴散らす存在なのですが、最初の段階ではそこまでできる必要はありません。「こういうのができたら良さそう」という予測による要望によってツールを選ぶのではなく、現実に「これがやたいけど、このツールではできない」という要望が出てきたらツールを替える、というやり方が良いでしょう。

幸いテキストファイルでスタートしておけば、他のツールへの「移植」はひどく容易です。スタート地点として悪くありません。

アウトライナー

もう一つデジタルで「自分のノート」を始める際に、テキストファイル(とテキストエディタ)に並ぶ選択肢になるのがアウトライナーです。アウトライナーとはなんぞや? という方はTak.さんの著作を当たってもらうとして、パソコンとインターネットと外部ツールが使える環境ならば、WorkFlowyDynalistという二つの選択肢があります。

どちらもとても良くできたツールで最終的には好みの問題ですが、私はややWorkFlowy推しです。なぜかと言えば、機能がシンプルであり、使い方について悩むことが少ないからです。そういうのを考えるのはもう少し後からの話で、まずは「自分のノート」を確立するのが先です。その意味で、機能がよりシンプルに研ぎ澄まされているWorkFlowyがGoodです。

ただし、Dynalistは無料版でも問題なく使えますが、WorkFlowyの無料版では一ヶ月あたりに250項目しか新規追加できません。でも大丈夫です。今考えているのは、「自分の情報をすべてここに集める」という壮大な計画ではなく、「自分のノート」作りの最初の一歩だからです。その用途であれば250個の項目が作れるだけで十分です。

「いや、自分はもっともっと項目を作りたくなるに違いない」という予測をお持ちならば、もちろんDynalistを選択していただいても大丈夫です。最終的には──ツールの見た目を含めて──自分で判断してください。

さいごに

今回は「自分のノート」の手始めとして選択肢に上がりそうなツールを三つ紹介してみました。

どれが「正解」ということはありませんので、まずは直観で決めるか、それとも一つひとつ実際に試してみてください。そうやって試してみることでわかることもたくさんあります。だからこそ、「安易」にスタートできる安価で身近なツールが第一候補になっています。

次回は、こうして選んだノートに何を書くのかを紹介します。

(その3につづく)

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