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日付の情報を管理するノートの名前

前回の記事で「日付の情報を扱うノート」を紹介しました。しかしながら、なかなか回りくどい名前です。役割的にはカレンダーと似たようなものなんだから、カレンダーと呼んでおけばいいじゃん、という気がしますが、ここではすこし減速しておきましょう。

たしかにそのノートは、ほとんどカレンダーです。というか、カレンダーとして作成されているものを使うのがもっとも簡単な「作り方」ではあるでしょう。しかし本レッスンでは、そのようなアプローチを取りませんでした。なぜか。

一つには、そうしてよっこらせと「カレンダー」を持ってきてしまうと、〈今日のノート〉との情報のつながりが見えなくなるからです。

名前がもたらす機能の先入観

まず、〈今日のノート〉があり、そこに日付が含まれた情報があり、その情報を特定の日付の自分に伝えたいから、そのための特別なノートを作る。このように意識していると、情報の流れがくっきり浮かび上がります。しかし、〈今日のノート〉と「カレンダー」という風にはじめから二つのツールとしてスタンバイしてしまうとどうなるでしょうか。「日付のある情報はカレンダーに書く」という認識が生まれないでしょうか。つまり、二つのツールで別の処理を行っているように感じないでしょうか。

もしそう感じるとしたら、〈自分のシステム〉は単なるツール群と差異がなくなります。システムと呼べるのは、その内部のパーツが、何かしらのつながり、関連性、外部性を持っているときだけです。まったく独立して稼働する二つのツールがあるならば、それはシステムとは呼びがたいものになります。

だからこそ、〈今日のノート〉を起点とし、それで扱えない日付で扱えない情報を書くための場所として、新しいノートを設立するというルートを取ったのでした。

スケジュールもメモである

そうなのです。スケジュールとは、実行日のメタ情報を持つ行動に関する情報のことですが、たとえばそれが「5月10日電話をかけなければいけないな〜」という思いから生まれるならば、まず「5月10日電話をかけなければいけないな〜」というその思いをメモするところから話はスタートするはずなのです。そうしてメモしたものを処理すると、「カレンダー」に転記することになる。そういう情報の流れが想定できるのです。

そのような処理に慣れてくると、私たちは日付を持つ行動について注意を向けたら、そのままダイレクトに「カレンダー」に書き込むようになります。それは極めて効率的なやり方なのですが、しかし完全とは言えません。そのやり方に慣れきってしまうと、スケジュール以外の情報を「カレンダー」に書き込む、という発想が出てこなくなるのです。そして、ある日付に送りたいのだけども、行動を伴わない情報の扱いがあやふやになります。

一方で、〈今日のノート〉を起点にして、「カレンダー」に書き込むようにしている場合は、それを「カレンダー」だとは思っておらず、日付を伴う情報を扱う場所だと思っているので、行動以外の情報もスムーズに書き込めるでしょう。それ以上に、どこかほかに書く場所が見つからなくても、とりあえず〈今日のノート〉にはそれを書き込めます。居場所が必ずあるのです。

そうした環境を作ることが、基礎としては重要ではないでしょうか。

というわけで、宿題です。

レッスン3の課題

課題:「日付の情報を管理するノート」に名前をつけてください。

どんな名前をつけても構いません。なんといっても〈自分のシステム〉です。そこはあなたのテリトリーです。自分がしっくりくる名前をつけてください。もしそれが、「カレンダー」だと思うなら〈カレンダー〉と呼んでも構いません。〈スケジューラー〉であっても、〈秘書代わり〉でも、〈日付の看板〉でも、なんでも構いません。

自分の認識と、そのノートの名前を合致させてみてください。

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