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かーそる第四号、発売されました

『かーそる 2021年7月号』が発売になりました。二年ぶりのかーそるです。

テーマは「ノートと共に」。奇しくも倉下の新刊のテーマと重なっていますが、こちらはさまざまな人の「ノートの話」が集まっている豪華な雑誌となりました。目次は以下の通り。

■for study
・勉強ノート試論(Go Fujita)
・勉強ならざる勉強ノートをなぜ書くのか(倉下忠憲)
・授業ノートの取り方(いっき)
・アウトライナーフリーク的ノートテイキング(Tak.)

■system
・着想メモは、一度手ばなす(choiyaki)
・音と茸と孤独な絵画(Hibiki Kurosawa)
・メモとノートとタスクの統合ツール(Tak.)
・職場のメモと家庭のノート(いっき)
・読書ノートでパーソナル・データベースをつくる(Go Fujita)

■デジタルノートのディストピア(倉下忠憲)

■medium
・電子と紙 ~デバイスを開く、メディアを開く~(いっき)
・コピー用紙よ永遠なれ(倉下忠憲)
・書き心地わがまま(choiyaki)

■format
・私たちは、なぜメモやノートを使うのだろう ~ノートでできる7つのこと~(いっき)
・ノートは「勝手に見返しちゃうもの」に(choiyaki)
・あのメモは不可能なんだ(Hibiki Kurosawa)

4つのセクションに分かれた原稿と、一つ大きめの試論が掲載されております。倉下はその試論「デジタルノートのディストピア」と、二つの原稿「勉強ならざる勉強ノートをなぜ書くのか」と「コピー用紙よ永遠なれ」を書きました。特に「デジタルノートのディストピア」は、ここ10年で経験してきたデジタルツール周りの問題意識を整理した試論になっていますので、よろしければご覧ください。

あと、拙著新刊に具体的な話が少なくて残念だった、という方はこちらの雑誌ならばご期待に添えるかもしれません。『ライティングの哲学』に負けないくらいに、多様な具体話が展開されております。やっぱり具体的な話は複数人のものを並べてナンボというところがあるので、非常に楽しめると思います。

販売しているプラットフォームは以下です。お好みのストアをご覧ください。

一応BCCKSストアだと紙版(オンデマンドプリント版)も購入できますが、若干高いのでご注意。

というわけで、ご感想等あればぜひお願いいたします。コメント欄やメールでも構いませんし、Twitterで #かーそる というハッシュタグをつけて投稿してくださっても(倉下がせっせとエゴサーチしているので)大丈夫です。頂いた感想は、各著者と共有させていただきます。

では、あとは補足のお話などを。

ようやくの出発点

ついに四号が完成しました。時間はたいへんかかりましたが、それでも完成は完成です。

「四号目」ができたことで、なんとか「三号雑誌」重力圏は脱出できたように思います。時間はかかろうとも、継続して実施できていればそれで十分でしょう。読むことは読み続けること、書くことは書き続けること、考えることは考え続けること。どれも継続がポイントになります。それは、単に長く続けていればえらい、ということではなく、長く続ける行為の中でしか立ち上がってこないものがあるのではないか、という話です。だからかーそるは、今後も地味にしぶとく続けていくことを目指します(もちろん、無理のない範囲でスピードアップも目指したいところではありますが、優先順位は低いです)。

なんやかんやいって、複数人で集まるプロジェクトは継続がやっかいです。はじめから営利目的ではないので、その辺の心配は必要ありませんが、それでも人生は「ままならない」ものであり、継続的なコミットメントをずっと維持し続けるのは困難でしょう。だから、かーそるはそれを「織り込んで」続けていきます。焦らずに、地道に、ゆっくりと。

まさにそれが知の営みのあるべき姿であり、現代の情報社会が爆発的な速度で失いつつあるものでもあるでしょう。こういう形の雑誌を出版し続けていくことそのものがレジスタンスなのである、というとちょっと格好つけすぎていますが、「異物」があることで、相対化が行われ、ある種の「空気的侵略」(何かがあたり前になっていく傾向)を抑制できるかもしれません。できないかもしれません。まあ、とりあえず楽しい雑誌を作って、それを読んでもらえたら、それでもう十分です。その他のことはすべて「おまけ」なので、まずはその軸を外さないようにつとめます。

もちろん、第四号の後には第五号も作成予定です。あと、「おーぷん・かーそる」としてメイン執筆者以外の人に原稿を書いてもらう試みも考えております。そちらの方は、もっと話題を多様に、そして発行頻度を短くして、「かーそる」の姉妹店のような形に展開できればなと考えていますが、それはまあやってみてからのお楽しみということにしておきましょう。

現状「おーぷん・かーそる」は、

・タスク管理
・Obsidian

の二つの企画案があります。他にもいろいろ考えられるでしょう(たとえば情報カード)。その当りも含めて、ちょっと興味がある方は、ぜひ倉下までお声掛けを。メールでもリプライでもDMでもなんでも構いません。金銭的利益は確約できませんが、行為の面白さは保証します。ぜひ一緒に盛り上げて(あるいは盛り上がって)いきましょう。

では、では。

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