タスクリストにタスクを書き、それを実行する。
実行する気が起きない? だったらまあいいや、ちょとだけやっておこう。
「ブックカタリスト用の読書メモ作成」を、ちょっとだけ、ちょっとだけ。
数行書けた。
これでOKだ。いや、ぜんぜんできていないじゃんって? その通りだ。ぜんぜんできていない。完成にはほど遠い。でも、たしかに数行書いた。あれほど実行する気がなかったのに、数行でも書けたらそりゃもう偉業を成し遂げた言っても過言ではないだろう。
だから、ばっちりとタスクリストの「ブックカタリスト用の読書メモ作成」の項目にチェックを入れておく。別に「完成させる」とは書いていないのだから嘘はついていない。たしかに読書メモの作成には進捗が生まれた。僕のチェックボックスは、完成かどうかではなくその日進捗が生まれたかどうかを監視しているのだ。それでYes、Noが決まる。1行でも何かを書いたら、それは立派な進捗なのである。
それに次の日このタスクリストを振り返ると、しっかし「ブックカタリスト用の読書メモ作成」が行われていたことが思い出される。人間の脳はだいたい適当なので、結構しっかりやったと勘違いして、その気持ちがやる気につながるかもしれない。そしてまた数行くらい書き足せるかもしれない。
それが続いていけば、いつかは終わるだろう。きっと、締め切りまでには。