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Logseq、こんにちは その4

前回:Logseq、こんにちは その3 – R-style

Logseqは、アウトライン機能に加えて「リンク」機能もある。この二重構造は便利な以上に混乱を引き起こすのだが、とりあえずは操作を見ていこう。

「リンク」の作り方は簡単である。対象の語句を二重のブラケットで囲むだけだ。

リンクになった語句は色が変わり、クリック可能になる。クリックすると、その語句のページが開く。

先に内部処理を見ておくと、Logseqは一つのページを一つのmdファイルが担当するので、上記の操作をすると新しくmdファイルが作られる……わけではない。単にリンクを作り、クリックしただけではファイルは作られない。

そうして表示されたページに、何か書き込みをした段階でファイルが作成される。

よって、リンクをたくさん作ったからといってファイルがあふれ返ることはない。逆に、リンクを作ったのにファイルが見つからないということもある。一応覚えておこう。

リンクのサジェスト

一度作成されたリンクは、次回からサジェストされる。具体的には先に二重ブラケットを入力し、そこで何か文字を入力すると、「これですか?」とLogseqが提案してくれる。この機能があるので、長めのタイトルをつけても苦労することはない。むしろ、長いタイトルである方がサジェストにひっかかりやすいとすら言える。

このサジェストを無視して、語句を入力することもできる。ようするにすでにあるページを探すのではなく、これからリンクを作りたいページの言葉を入力するのだ。つまり、リンクの作り方は大きく二種類ある。まず語句を入力してから二重ブラケットで囲む方法と、先に二重ブラケット(実際には開きブラケットを二回)を入力して、そこから語句を入力する方法である。

これはどちらを使っても構わないが、先に二重ブラケットを入れておくと、「新しく作ろうと思っていたけども、もうすでに存在してた」ことに気がつきやすいメリットはある(サジェストされるのでそうと気がつける)。とは言え、厳密なルールというわけではない。ちょっと覚えておくくらいでいいだろう。

ページのネットワーク

リンク先のページの中身をもう一度確認してみよう。

上部はそのページの中身だが、その下に「3 Linked References」という項目が合わせて表示されている。簡単言えば、「このページにリンクをしている別のページ」である。

最初にリンクを作ったページ(画像では「2022-04-25」)が表示されているのは当然として、それ以外のページも表示されている。ようするに、このページの「ネットワーク」が一覧できるのである。

ここで難しい問題が生じる。ページの「コンテンツ」ははたしてどちらなのか、という問題だ。どういうことだろうか。

まず、ページそのもの「中身」がある。ファイルに保存されている内容で、エディタの上部に表示されるものだ。ある種の「実体」と言える。

一方で、「n Linked References」で表示される内容もある。実際例の画像を見てもらうとわかるが、これはそれぞれの日付におけるその事柄への言及になる。

この二つをどう使い分けたらいいのだろうか。これが難問なのだ。

二つの書き方

たとえば、私が4月25日に「メルマガを進める」について何か考えたとする。それは「どこ」に書くべきなのだろうか。方法は二つある。

まず、「メルマガを進める」という項目を作り、それをリンクにする。その後、下に新規項目を追加し、tabキーでインデント(ブロック化)し、そこに考えたことを書く。こういう方法だ。

あるいは、「メルマガを進める」という項目を作り、それをリンクにした後、そのリンクをクリックしてから、「メルマガを進める」ページに直接書いてしまう方法もある。

どちらの場合であっても、「メルマガを進める」ページを開けば、その内容が表示されることになる。であれば、どう使い分けたらいいのだろうか。

Scrapboxの場合、ページ同士の関係性は純粋に「リンク」だけで表現される。逆に、純粋なアウトライナーでは項目の関係性は階層構造によって表現される。二つの機能を持つLogseq(あるいはRoam Research)は、この両方の表現を持つ。

これは多機能であり、選択肢が複数あるという意味では嬉しいが、シーナ・アイエンガーの「ジャム実験」でわかるように、迷うことが増えるのは知的作業にとってはよろしくない事態である。

一つの指針

もちろん、「正解」というのはない。少なくとも一般に提示できる共通解はないと言える。

しかしながら、そういう答えはほとんど書き手の責任放棄に近いので、ここでは一つの指針を示しておこう。

まず、基本的には日付ページに書いてしまう。つまり、「2022-04-25」のページに「メルマガを進める」というリンクを作り、その下位要素(ブロック内)に書き込んでいく。これを主たる使い方とする。

その上で、「メルマガを進める」という概念(ここではプロジェクト)そのものについての記述があるならば、それは「メルマガを進める」ページに直接書くようにする。こういう使い分けである。

あるいは、各種日付ページに書いたもので、それを複数回参照するようなものがあるのならば、改めてそれを「メルマガを進める」ページに書き写す、という運用でもいい。

なんにせよ主体は日付ページに記入で、その補佐が各種ページという役割分担である。おそらく、デイリーベースで(Logseq的に言えば日誌機能をオンにした状態で)日常を進めて行くならば、このやり方がよいように思う。

少なくとも、このように決めておけば、細かく悩む事態は減るだろう。むしろそれこそが肝心である。

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