Logseqで一行日記をつけている。
といっても、毎日こまめに書き込むのではなく、一週間の終わりに作業記録を読み返しながら、その日の印象的な出来事(できれば良いこと)を一行で書き留めるだけだ。
それを#oneLineDiaryという項目でくくっている。そうすれば、このリンクをクリックすることで、それまでの一行日記が一覧できる。簡単だ。
一週間に一度のまとめでないならば、それぞれの日付のデイリーページに一行日記を書き、そこに#oneLineDiaryを書き加えればいい。これでも一覧に追加される。実にフレキシブルだ。
さて、ここで注目したいのは「oneLineDiary」というページである。
たとえば、「よし、一行日記をつけよう」と思うと、「oneLineDiary」というページを作り、そのページの中に日付を並べていきたくなるかもしれない。1月1日から12月31日までの365行が含まれたページを作るわけだ。
もちろん、そういうやり方も可能である。なんといってもデジタルツールは柔軟(ソフト)なのが特徴なのだ。さまざなアプローチで「やり方」に迫ることができる。
一方で、そのやり方をすると、一行日記を書くために「oneLineDiary」というページを先に開かなければならない。もちろん、「お気に入り」や「目次」に入れておけばワンクリックなので、そう手間はかからない。しかし、「そう手間はかからない」ことと、日付ページに直接書けることには大きな違いがある。それこそ、天と地くらいの差があるのだ。
一度、最初に思いつく「oneLineDiary」というページを作らなければいけない、という観念を捨て、ページの下の一覧で表示されたらOKという思いに至れるならば、Logseqは実に使いやすいツールになる。すべてを基本的にデイリーページに書いていけばよくなるのだ。
よって、Logseqを使う際のポイントは、「日付ページに書けば済むものはわざわざ独自ページを作らない」という方針だと思う。そのようにして、「どこに書くのか」といった判断や、わざわざページを呼び出す手間を削減する。これが非常に快適なのだ。
そうした日ごとの記入をする中で、頻繁に参照したい情報が出てくるならば、それをページとして独立させ、それこそ「お気に入り」や「目次」に入れておけばいい。この感覚は、おそらくバレットジャーナルの「コレクション」ページと似ているだろう。
情報を有効に使うためには、たしかに「まとめる」ことが必要だ。しかし、発生するすべての情報に対してそのような処理をしている暇はない。そして、デジタルであれば日ごとのファイルに書き込んでも、串刺して検索できるのである。でれば、その力を遺憾なく発揮させようではないか。
というわけで、何度も繰り返すようだが、Logseqは最初はデイリーページになんでもどんどん書き込んでいけばいい。整理などを考えるのはその後からで十分だ。