感想群

シゴタノ!スイッチVol.1@大阪に参加してきました(前編)

1/15に梅田で行われたセミナー「シゴタノ!スイッチVol.1」に参加してきました。

名前から分かるとおり「シゴタノ!」主催者である大橋悦夫さんのセミナーです。

今回のセミナーの大テーマは「タスク管理を改める」。ビジネスパーソンの誰しもが一度ならず何度もぶつかる壁の一つだと思います。私も自分なりのタスク管理法を構築するまで何度も壁にぶつかってきました。

加えて、私自身がセミナーに参加するのが初めてだったので「セミナーとはどのようなものなのか」「どのように大橋さんがセミナーを進行していかれるのか」という点も興味のポイントでした。

以下「セミナーの概要と私なりの感想編」と「セミナーの進行についての分析編」の二つでお送りしたいと思います。(エントリーは前編・後編で分かれます)

タスク管理のその前に

まず、大橋さんはビジネスパーソンが抱える悩みを3つ挙げられました。以下はその要約です。

・やるべき事にすぐに取りかかれない(火が付くのが遅い)
・ギリギリの状況をくぐり抜けて反省するも、次回も繰り返す(改善できない)
・ハック本などのノウハウやツールが「身につかない」(習得できない)

これに対する大橋さんが提唱するアプローチは「まず、自分を変えること」です。

自分を変えずに、やり方を変えることで何とかするというのはまさに「対処療法」という感じ。しかしながら、「脳」というものはすごく変化を嫌います。脳はエネルギー節約のために徹底した「めんどくさがり屋」の性質を備えています。そのため自分自身を変えることではなく、まずテクニックから変えたくなるというのは心理的にはごくごく自然なことなのです。

しかしながら、自分を変えない以上は根本的な解決にはなりません。

例えば、CPUやメモリが不足しているパソコンがあるとして、そのせいで仕事がはかどらないとしましょう。そんな状況で高性能なソフトをインストールしたとすればどうなるでしょうか。うまく動くはずがありません。

基本的なパソコンスペックの質的な変化があれば、古いソフトでも十分運用できるようになるでしょうし、また新しいソフトにも対応できるようになると思います。

それが「自分を変えること」です。

これは、「自分の認識を変えること」と言い換えることができそうです。タスクやタスク処理に関しての基本的な考え方を改めないと、「新しいツール」をいくら導入してもめざましい効果をあげることができません。

今回のセミナーでは、基本的な考え方として「注意」と「抵抗」が中心に取り上げられていました。

<注意>の特徴

  • 注意≒集中力
  • 注意は有限資源(使えば減る)
  • 成果=注意×時間(だらだら仕事しても成果はたいした事無し)
  • 注意の3原則
    1. 集中
    2. 充分
    3. 継続
  • プロジェクトに対しては継続的に注意を向ける事
  • 注意は制限や制約のあるところで増えやすい

さて、各項目の細かい説明は省きますが、「注意」に関して重要な点は3つあります。

それは

・注意(集中力)の使い方上手になること
・時間の制約のない状況では仕事をしないこと
・注意を向ける習慣作りをすること

この3つを抑えれば、効率よくかつ計画的にタスクをこなしていけると思います。
※この3点についてはまた別のエントリーで解説します。

<抵抗>の4原則

  • 逃げると抵抗は大きくなる
  • 取りかかると抵抗は小さくなる
  • 抵抗が一定のレベル(上限)に達すると、仕事に手がつけられなくなる
  • 抵抗の上限を超えた場合、やらないでいる苦痛がやる苦痛をこえるまで、仕事に手を付けられない。

この4原則から見てくる一番手っ取り早いタスク攻略へのアプローチは

「とにかくはじめる」

これに尽きます。「まずやってみるメソッド」はいろいろな方がその著書でも提唱されています。特に本や論文など長期的な時間のかかるタスク(プロジェクト)の際に力を発揮するようです。

大きければ大きいタスクほどまず取りかかってみること。これがタスク処理原則の基本です。
※「取り掛かり方」については別エントリーで書きます。

もし、セミナー参加者の方がお読みになっておられるならば、

「大変だ!とてつもなく大きなプロジェクトを任されたぞ!」

に対して

「それはちょうどいい。~だから」

の返事を考えてみて下さい。

タスク管理ツール<Toodledo>について

セミナーの後半ではウェブのタスク管理ツールであるToodledoについての解説。特に「大橋流」の使い方が解説されていました。私は以前このツールを使っていたのですが、今のところは使っていません。タスクシュートにしてもそうですが、ツール周りは「環境」に大きく左右されるので、何を使うかは自分で一度やってみて、使い込み、その上で肌に合うかどうかを判断したほうがよいと思います。

ただ、タスク管理ツールの使い方で一つだけ原則を挙げるとすれば

自分なりのフィルターを持つこと

です。タスク管理ツールは全てのタスクを記憶させておく「マスタータスクリスト」としての役割と、状況に合わせてタスクを抽出する「フィルタータスクリスト」の二つの機能を意識して使っていく必要があります。

マスタータスクリストは全てのタスクを記入していけばよいだけですが、フィルタータスクリストは「どのようにそのリストを使うのか」という視点がなければ実用的なフィルターは作れません。抱えているタスクが多い人はここをしっかりと考えた方がよいと思います。
※この辺の詳しい話もまた別エントリーで書きます。

おわりに

以上ざっとセミナーの内容を要約しつつ、自分なりの感想やら解釈を書き連ねてみました。
全部に詳しく書き込んでいくと、長くなりすぎるので個別のお話はまた別のエントリーにて書きたいと思います。

参考ウェブサービス:
Toodledo http://www.toodledo.com/

参考ウェブサイト:
タスク管理を改める!2010年最初のセミナーは・・・
シゴタノ!スイッチVol.1 タスク管理を改める 大阪会場

編集後記:
実際にセミナーの内容で吸収できたものも多くありましたが、その後の懇談会で他の参加者の方とお話をさせていただいた事でも大きなインスピレーションをいただきました。
同じような考えを持っていても、まったく違うアプローチがあるんだな、と世界の広さ(自分の認識の狭さ)を思い知らされました。

3件のコメント

  1. やるべき事にすぐに取りかかれない(火が付くのが遅い)
    に対する対策が
    「とにかくはじめる」
    というのは、あまりにひどいセミナーですね

  2. >yamanakaさん
    言葉足らずな書き方をして申し訳ありません。「とにかくはじめる」というのは私がセミナーを聞いて、自分なりに考えた言葉であって、大橋さんがそうおっしゃったわけではありません。

    「やるべき事にすぐに取りかかれない」状態というのは心理的な抵抗がその仕事に対してある状態であって、その抵抗をどうすれば小さくできるのか、についてセミナーではいくつか解説されています。その中に出てきた「とりあえず、5分だけやってみる」というアプローチを自分なりに表現を変えてかいたものが、「とにかくはじめる」です。

    全体が大きなプロジェクトでも、ファイルの一行目だけ書く、書類をまとめておく、名刺を探し出しておく、という小さいタスクに分割された状態ならば比較的取り掛かりやすいので、そこから始めてみる、という方法は結構有効だと思います。

    私自身はかなり面白いセミナーだったので、もしひどいセミナーの内容に思えたとしたら私のまとめ方がまずかったのだと思います。

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