1月29日に「Doit.im」のiPhoneアプリがリリースされていました。
たまにウェブサイトはチェックしていたのですが、まったく変化がなかったので気がつきませんでした。
※@Ryun0sukeさんありがとうございます。
さて、「Doit.im」とはどのようなサービスなのか、ちょっとみていきましょう。
AdobeAIRによるクラウド
基本的にクラウド型のタスク管理アプリケーションで、「AdobeAIR」にて作れています。
これにより、WindowsとMacというOSの垣根を越えて同一のタスク管理環境を実現することができます。
今までだと、違うOSの場合はウェブブラウザを使ったものが基本でした。例えば「RTM」や「Toodledo」がその代表例です。もちろんこれら二つも大変強力なクラウドサービスです。今回はこれらのサービスについて紹介はしませんが、興味のあるかたは調べてみて下さい。
GTDスタイル
「Doit.im」の特徴の一つが「GTD」を意識した作りになっているという点です。
GTDをある程度理解している方ならばかなり直感的に使えるようになっています。
またインターフェースの作りもできるだけシンプルになっておりデザインも良好です。
※青が基調のデザインですね。
フリー
また特徴の二つ目が今のところ「無料」な点。今後どういった感じになっていくかはわかりませんが、現状全ての機能が無料で使えます。そして現状の機能面でタスク管理の基本はほぼ行えます。
※プロジェクト管理、タスクのタグによる管理、繰り返し作業の設定など。
そしてiPhoneアプリ
上に挙げたようになかなか魅力的なサービスの「Doit.im」なのですが、私の環境面で言うと致命的な欠点を抱えていました。それが「iPhoneアプリがない」という点。クラウドサービスは複数のPCで同じデータを扱えることが魅力の一つですが、さらに手持ちのiPhoneでどこでもデータを参照・変更できるというのが一番大きなポイントだと思っています。
※もちろんiPhone持ちならば、ということです。
今までは、これがなかったので本格的に使い込んではいませんでしたが、これからは本格的に使っていこうと思います。
※一時「RTM」とはさよならです。
iPhoneアプリのfastimpression
インターフェース周りはPCクライアント版とほぼ同じ。
アイコンに「バッジ」もきちんとつきます。
※期限が今日のタスクの数
また「サウンド」「警告」「バッジ」は設定でオンとオフを切り替えることができます。
Inboxの中のタスクに「Project」「Tags」「Remind」「Due Date」を設定することも簡単にできます。一応不満点としては
・スイッチによる切り替えなのでタグの数が多いとちょっと不便かも
・DueDateもカレンダー式ではなくスライドロール式な点も不満
があります。これは今後のバージョンアップで対応していくかもしれません。
あともう一点気になったのが、若干サーバーとの同期が遅いかな、という印象。まあ他のアプリもそんなに早いものではないので仕方ない面もあるかもしれません。
完璧なアプリではない、ということはとりあえず書いておきます。
まとめ
なぜ「Doit.im」なのか。
まず、私はWindowsとMacを使っているので「GTD」ナイズドされたクールなMacのタスク管理ソフトでは不十分という点があります。
しかし、ウェブブラウザの二大巨頭「RTM」と「Toodleledo」はGTDスタイルではありません。RTMはプロジェクト管理はメインでサポートされていませんし、「Toodledo」のサブタスクは有料版での機能です。
この辺りのジレンマを一挙に解決してくれるのがこの「Doit.im」です。まだiPhone版のアプリに不満の要素はいくつかありますが、これからの改善に期待するとしてしばらくは使っていきたいと思います。
参考サイト:
RTMことRemember The Milk:http://www.rememberthemilk.com/?hl=ja
Toodledo:http://www.toodledo.com/
Doit.im:http://www.doit.im/
今Evernoteでのタスク管理を実験している矢先のiPhoneアプリの登場ということで、なかなか難しい状況です。まあ最適解は一つではないでしょうからいろいろ試してみたいと思います。
あと、なんでPCアプリのアイコンは青なのに、iPhone版は赤っぽくなっているのか不明。