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ノート企画:第一回:多ノート派という選択

Posted on 2010 年 2 月 10 日2019 年 6 月 23 日 by Rashita
Tag:
  • re-collection
  • ,
  • アナログ道具あそび
  • ,
  • ノート術

仕事でも、家庭でも、プライベートでも、知的生産でもどこでも活躍するノート。ノート術などの本も多数発売されています。世間の中で「ノート」の注目度が上がっているのでしょう。何回かに分けて「ノート」について考えてみたいと思います。

多ノート派

「文房具を楽しく使う」(和田哲哉)の中で「多ノート派」という考え方が提唱されています。

p97
同じ時期に一冊以上のノートを並行して使う人、そういった人たちを私は「多ノート派」と呼称しています。多ノートの考えかたが必ずしも最良の方法だとは思いませんが、文房具ファンにとっては楽しさを実感でき、それだけではなく仕事や生活にメリットの多いものであると私は評価しています。

私も「多ノート派」です。同時並行で何冊もノートを使っています。A5サイズのノートが3冊とB5ノートが一冊。re-collectionのポケットサイズはメモ用に。最近ではB5ルーズリーフの活用の実験として新しい物を一つ購入しました。

もちろん、それぞれに役割は異なります。PC上だと情報はEvernoteというクラウド・アプリにほとんど何でも投げ込んでいるのですが、アナログノートはいろいろな役割を持たせて使い分けています。

ノートの使い方、使い分け方にはいろいろな考え方があると思います。今回は「文房具を楽しく使う」であげられている「ノートを分冊する根拠」を紹介します。

ノートを分冊する根拠:

p101

  • パソコンにできる用件、紙にまかせたい用件を明確に分ける。
  • 仕事のこと、プライベートのことをノートの違いで区別する。
  • 長期間保存されること、短期間で終わることで分冊する。
  • 外出先で身軽に使える専用のノートやダイアリーを別に組み立てる。
  • 趣味のジャンルごとにノートを分冊する。
  • 素材として雑多、大量に記録する安価なノートを用意する。
  • 公開、非公開で分ける。
  • プリントアウトされる用紙のサイズに合わせる。
  • 使いたい筆記具とのマッチングでノートを使い分ける。

さて、この根拠を私自身の使い分けの根拠と比べてみます。

パソコンにできる用件、紙にまかせたい用件を明確に分ける。

これに関しては完全に分離はしていない感じ。パソコンでしかできないことは当然パソコンに任せていますが、パソコンでも・紙でもできることが「あっちにいったり、こっちにいったり」の状態です。ただし、紙にぜひともまかせたいという用件は当然紙のノートを使っています。

仕事のこと、プライベートのことをノートの違いで区別する

役割ごとの使い分けはやっています。本業用にA5リングノートを使い、業務上の書類はEvernoteではなく「Googleドキュメント」で管理しています。

こう書くと「全てをEvernoteにいれてない」というツッコミが来そうです。でも、まあその通りです。仕事上の書類を作るときにEvernoteを広げると、どうしても他の気になる情報が目に入ります。

基本的に店舗マネジメントという仕事とブログで文章を書くという仕事は完全に別のモードで行うので、その部分は「交差点」を作りたくないのであえて使い分けをしています。

ただし、一応バックアップとしてデータはEvernoteにも入れてあります。

※蛇足ですが、私は全ての書類をデジタルデータで保管するということもしていません。仕事柄他人の履歴書を預かることがあるわけですが、さすがにそれをクラウドに簡単に投げることはできません。

長期間保存されること、短期間で終わることで分冊する。

これもやっています。メタ・ノート的なノートはゆっくりと進んでいきますし、ロディアとかリコレクションはどんどん書き込みます。

外出先で身軽に使える専用のノートやダイアリーを別に組み立てる。

同上。

趣味のジャンルごとにノートを分冊する。

これは特になし。

素材として雑多、大量に記録する安価なノートを用意する。

外用のre-collecitonと家用のA5キャンパスノート。

公開、非公開で分ける。

公開なんてしたくありません。

プリントアウトされる用紙のサイズに合わせる。

A4が貼り付けられるのでA5ノートを使っています。

使いたい筆記具とのマッチングでノートを使い分ける。

これは、私の場合は逆ですね。使いたいノートに合わせて筆記具を使い分ける、という感じ。

行間が狭いノートは0.5mmとか0.3mmのボールペンを。大きめの方眼とか白紙には1,0mmのボールペンという感じ。万年筆はしばらく使っていましたが、最近はあまり使ってません。

多ノートという選択

一つのツールで全てが管理できれば、確かに「便利」です。しかし「便利」だけが全てでしょうか。

一冊で何でもまかなえるバインダー手帳を使う場合とといくつかのノートを分冊するスタイルはそれぞれに特徴があると思います。「文房具を楽しく使う」では以下のように喩えられています。

p100
バインダー手帳が一冊でいろいろ取り込める「デパート」のような存在であったとして、ノートを分冊することは何軒かの「専門店」を選ぶ感じになるのでしょうか。

買い物はデパートをぐるっと一周して、そこそこに満足できる買い物ができればOK、というスタイルと、じっくりこだわって品を選びながら買い物の雰囲気も楽しみたいというスタイルがあると思います。

しかし、今スマートフォンの圧倒的な進歩によって「必要最低限の機能」はスマートフォンに任せることができる環境になっています。そうであれば、日常品はワンストップ・ショッピングですませて、嗜好品はじっくり専門店で選ぶといういいとこ取りのスタイルが実現できると思います。

まとめ

今回はさわりということで、多ノート派という考え方とノートの使い分けの基準についてなどをみてきました。

クラウド時代において「ノートを使うこと」そして「多ノートを使うこと」は今まで以上に面白くなってくるのではないか、とそんな感じがしています。「デジタル」のメリット、「アナログ」の良さそれぞれを把握して、使い分けていく、そういったスタイルが私の理想のスタイルです。

次回は「多ノート派」についてもう少し突っ込んで考えてみます。

参考文献:

文房具を楽しく使う ノート・手帳篇 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
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編集後記:
書き始めたときはあまり意識していなかったのですが、私は結構な数のノートを持っています。ぱっと見渡しても学生時代に使っていたノートよりも多くのノートが今家にあると思います。しかもB5サイズという以外まったく共通点がないノートです。まあいろいろ買うのが文房具の楽しさの一つだと断言できますのでこれは仕方ありませんね。棚に並んでいるのを見ると少々不格好ですが(笑)
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2 thoughts on “ノート企画:第一回:多ノート派という選択”

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