3-叛逆の仕事術

目標地点とドライバー視線

少し想像していただきたい。

あなたは今車を運転しているとしよう。目標となる場所はわかっている。天気は良好で太陽の視線は熱すぎるくらいだ。

あなたの視線は一体どこに集中しているだろうか。

車のタイヤあたり、ということはあるまい。そんな直前の部分だけに注目していたら状況の確認はできない。

では、目標の場所だろうか。それは10km先かもしれないし、50km先かもしれない。そんな場所に視線を漂わせていれば何も見ていないのに等しい状況になってしまう。

普通、車を運転するドライバーは目の前の道路の少し先を見て運転している。

近すぎず、遠すぎず。

それが状況を確認しながら、進路を決める事ができる運転のスタイルだろう。

目標と行動の関係もちょうどこのくらいの視線の持ち方が良いのではないだろうか。

自分の理想とする地点ばかりを夢想して、目の前の道路に集中しなければ道に迷うだろう。かといってほんの目先の事ばかりに目を向けていれば、周りの状況はまったく確認できない。

自分が理想とする夢や目標は大切だ。それがなければ「道に迷う」ことすらできない。ただ、そこに向かうための道は今の自分の目の前にある道の延長線上にしか存在しない。

日々の細かい行いも重要だ。そういった行いが積み重なって大きな成果となる。しかしそこばかり考えていたら今自分がどこにいるかわからなくなってしまう。

この二つのバランスを取る事が、大きな目標にたどり着くための唯一の方法ではないだろうか。

タイヤが道路の上を転がっていくように、日常のタスクをこなす。
それは終わらない作業なのだろう。日常のタスクはある時点でゼロになったりはしない。転がった先には新しい道路が待っている。

だから視点がタイヤの視点だと人生はとっても疲れる。いつまでたってもどこにたどり着けるか見えてこないからだ。

そこにドライバーとしての視点が加われば希望が生まれる。でも、夢や大きな目標といったところにばかり視点を向けてはいけない。それは頭の中入っていればよい。たまに地図を見返すように参照できればよい。

普段の視点は少し先をじっと注意深く見つめる。これから進んでいく道はどんな状態か、曲がり角はどこにあるか、飛び出してくる歩行者はいないか、前の車が詰まってきていないか・・・そういった情報をフォローしておけばよい。

こういった行為がうまくこなせれば、自分の力を最大限発揮した「成果」を手にする事ができるようになると思う。

今後は、「いかにしてこれを行えるようになるか」について、不定期連載ながらも考えていきたいと思う。

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