物書き生活と道具箱

迷ったときの指針

最初見たときはスルーしたのに、時間が経って見返すとズシンと重みを持つ言葉に出会う、という経験はよくあります。

今までは読書がその経験の大半でしたがEvernoteを使うようになってからは、ウェブ記事や自分のアイデアとの再会率も高まりそういった体験の可能性は広がってきています。

今回はそのような「再会」を経た言葉を一つ紹介します。

価値観の改善と進化

迷ったら、自分の価値観をアップデートできる方を選ぶ

というのが、最近私が一番インパクトを受けた言葉です。言葉の出所は「シゴトハッカーズ:自分の「クレド」を作るのだ (2/3)」(誠BizID)という記事から。この時の大橋さんの「最近の心得」ということで紹介されています。出典が別にあるのか、大橋さんのオリジナルなのかはわかりませんが、たまたま別の記事を探していたときに目にしてぐぐっと引き込まれました。

迷う、というのは複数の選択肢が前に示されている状況でしょう。いくつかの候補から一つを選ぶ場合。何かをする、しないの選択。そのようなシチュエーションは人生において節目であることも多いかと思います。そういった時の判断材料としてこの言葉は役立ちそうです。

一体、自分の価値観をアップデートするということはどういうことでしょうか。私は二つの意味がそこにはあると思います。一つは上の段階に登るということ。もう一つは新たなる機能を加えるということ。つまり改善と進化。この二つがキーワードではないかと思います。

具体的に考えると

今まで経験がない事をするチャンスが提示されれる→やる
今まで習慣で続けてきたことに疑問を持つ→止めてみる
自分の技能よりのプラスαの仕事が求められる→やってみる
仕事の出来映えと時間のトレードオフ→最小限の時間で最大限の出来映えを目指す

現状から少しでも上の場所に持って行くために、自分ができることを一つでも増やす。あるいはすでにやっていることのスキルを上げる。あるいはやるべきではないと感じたことを止める。

もしかしたら一つ一つの行動は小さいものかもしれませんが、その改善を積み重ねていくことで大きな変化を導き出せるかもしれません。大きな節目の選択においては3年後、5年後の自分の姿を変えることになるのかもしれません。

「迷う」状況

あえて言うまでもありませんが、「迷う」ということは二つ以上の選択肢がそこに存在するということです。そしてその選択肢に気が付ているということです。選択肢が存在して、その存在に気がついているという条件を満たしていないと「迷う」こともできないわけです。

変な例えですが絶海の孤島に投獄されている人間は、脱走するかどうかで迷ったりはしないでしょう。監獄を出て、堀を上り、その後、海を渡る手段を持てる可能性がある人間だけが脱走するかどうか迷うことができます。そのような可能性がない人はこのような悩みは発生せず、また別の種類の悩みを考えることになります。

まとめ

まずは、選択肢に気がつくこと。そしてその選択肢の中から「自分の能力を上げるもの」「新しい体験ができるもの」を積極的に選択していくこと、それが「自分の価値観をアップデート」することだと私は解釈しました。

迷うためには選択肢に気がつかなければならず、そのためには周辺をよく見ておく必要があります。情報収集も重要でしょうし、自分の考え方が狭くなっていないかもチェックしておかなないといけません。まず視野を広く持っておくことの重要性です。広い視野においては、もしかしたら一般的には不利な選択しかも知れないが、自分にとっては意味のあるものも、一つの選択肢になりえます。

あとは、目の前の選択肢から改善・進化できるものを選ぶという意志(考え方)。これは積み重ねていけば積み重ねていく分だけ価値が出てくるものでしょう。

迷ったら、自分の価値観をアップデートできる方を選ぶ

この言葉は逆から見ると「初めは不完全な価値観でも大丈夫」とも取れます。少しずつアップデートしていけば、いつかはどこかにたどり着ける、と前向きに解釈することでポジティブ・エナジーを注入することもできそうです。

最近自分の仕事の節目も近く「迷う」事が多い中、こういう背中を押してくれる言葉の存在は非常にありがたいものです。私自身も他の人の役に立つ言葉を紡いでいくことができたらいいなと常々考えています。

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