物書き生活と道具箱

ノートを活かすために必要な事

先日、グーグルでの「R-style」の検索結果の一番上にこのサイトが表示されるようになった、というような事を書きました。自分にとっての一つの到達点(あるいは新たなる出発点)だったので、記念に何かしようかなということを考えておりました。

はじめに思いついたのは以前紹介した「トッピングノート」を作ろうかな、というアイデア。
トッピングノートが面白そう

このノートは中身のカスタマイズだけでなく、表紙に名入れもできます。「R-style」と綺麗な明朝体で書かれた世界で一冊だけのノートというのは記念にぴったりな気がしました。

しかし、よくよく考えればそのノートを何に使うのかという問題があります。まあ記念だから作るだけ作っておいておけばいいじゃないか、という考えもあるでしょうが使わない文房具ほど意味のない物もありません。しかもいろいろカスタマイズしていくと値段がかかってしまいます。大体毎月の本代だってバカにならないのに・・・というような連れ合いの顔が浮かんできます。
※支払いをクレジットカードにすればごまかすのは不可能

というわけで、代案で行くことにしました。

読書履歴ノート

蔵書の管理に関してはメディアマーカーというサービスを使っているのですが、それとは別に印象深かった本に関しての読書履歴はアナログのノートに付けています。そのノートについてはいろいろ渡り歩いて来ましたが、今は無印の布クロスノートを使っています。
布クロスノート ダークグレー・A5横罫6mmB罫(無印ネットストア)

びふぉー
びふぉー

かなり作りがしっかりしているのとページ数が多いのが気に入っている点です。これに読んだ本の感想や考えたこと・気になったところを書き出すようにしています。このノートは要点だけで、詳しい内容は別途Evernoteにノートを作るようにしています。この辺はまったく個人的な感じなので他の方にオススメするつもりはありません。言ってしまえば単なる二度手間です。初めからEvernoteで全て管理すれば手間はずいぶん減ります。

ただ、私の「関心事の輪」の中で読書はかなり大きな位置を占めており、それについてはちょっと特殊な「扱い方」をしたいという思いがあります。私の中での本を読むという行為は、漫画を読むのとも、新聞を読むのとも、雑誌を読むのとも、ウェブページを読むのとも、違った意味合いを持っています。その意味合いを無視して、全部・なんでも・デジタルでOKという事にはしたくない、と考えているわけです。
※もちろんデジタルにも入れますが

だから、別にあんまり本を数多く読まないとか、本に興味はない、という方には単なる手間でしかありません。でも、私にとっては意味のあることです。

何が言いたいのかというと、デジタルだけでは保存できい「何か」があって、しかもそれは人それぞれ違うだろう、という事です。その「何か」はできるかぎり大切にしていきたいなと思っています。それは「自分が自分である事の意味」につながっていくような気がします。

ノートを使い続ける工夫

話がそれました。ノートの続きです。結局低コストでオリジナルノートを作ることにしました。

あふたー
あふたー

シールを買ってきて、名前を書いて、貼っただけ。シンプルというよりも貧相ですらあります。でもこれでこのノートは「私のもの」になりました。
※まったくどうでも良いですが、「R」という文字は一歩目を踏み出そうとしている人のように見えるので結構気に入っています。

ノートをあまり使わない人にとっては「?」な話かも知れません。でも、案外こういうちょっとしたことが重要なのです。

ノートを活かすための最低条件はなんでしょうか。それは「ノートを使い続けること」です。ノートを使う習慣です。

そのためには、例えば「飽きたノートはすぐ変える」というような「つまみぐいノート術」(※)というのもありだと思います。人はどうしても飽きっぽいので同じノートを使い続けるのは難しいと思います。特に習慣化されていない最初の間は特にその傾向が強いでしょう。
書評 IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」(奥乃美/渋川よしき)

一冊のノートに一元管理でいていれば理想的ではあります。ただ理想があまりにも大きすぎてノートを書く習慣から遠ざかってしまうのでは意味はありません。とりあえずはノートを書く習慣を付けることがスタートです。これがノートを活かすためのファーストステップになります。

よく観察していると、行動し続けられている人というのは「習慣づけ」がとても上手いようです。ライフハッカーと呼ばれている人も「いかに自分で動くか」という視点ではなく「いかに自分を動かすか」という視点をもって日常に工夫を採り入れている人が多いと思います。

ノートを書くというのはキーボードを叩くよりははるかに「面倒」です。その面倒さを乗り越えてノートを使うためにはいろいろな工夫が必要になってきます。私の場合は”愛着感”をキーワードにした、「気に入ったノートを使う」・「オリジナル・カスタマイズを行う」といったことがその工夫になっています。今回の「名入れシールを貼る」というのもその一環です。

まとめ

ノートに愛着が湧けば、書き込む事への心理的抵抗感が薄れます。それと共に見直したいと思う気持ちも高まることでしょう。完璧なToDoリストを作り上げても、それ以降二度と参照しなければまったく意味が無いように、ノートも書き続け、見直す事ではじめて書いた内容が活きてきます。

あとは、自分とノートの距離をどんな風にして近づけるか。それを考えるのも、なかなか楽しいものです。

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