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梅棹忠夫氏が死去

最近では、このBlogであまりニュース系のネタは触れていませんでしたが、さすがにスルーできない話題でしたので、ご紹介しておきます。

梅棹忠夫氏が死去、90歳 文化人類学を開拓「知的生産の技術」(産経新聞)

 日本の文化人類学の開拓者で文化勲章受章者、国立民族学博物館(民博)初代館長で顧問、民族学者、京都大名誉教授の梅棹忠夫(うめさお・ただお)氏が3日に、自宅で老衰のため死去した。90歳だった。自宅は公表していない。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われた。喪主は妻、淳子(じゅんこ)さん。連絡先は大阪府吹田市千里万博公園10の1、民博気付。

梅棹忠夫氏といえば、二つの著作が思い浮かびます。一つは、おなじみ「知的生産の技術」。新書で一番読み返した本ではないでしょうか。私は別に学者でもなんでもありません。しかし、情報を発信する者として、「情報といかに付き合うか」を紹介してあるこの本は有用という言葉では表現しきれないほどです。

知的生産の技術 (岩波新書)
知的生産の技術 (岩波新書) 梅棹 忠夫

岩波書店 1969-07
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starこれぞ現代人必読の知的生産術!
star今でも通用する部分があります
star今も「そのまま」使えると考えるのも見識

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もう一冊が、「情報の文明学」。
情報化産業社会の本質をこれほど早い時期から指摘し、またそれが含む可能性について描いた本はそうそうありません。
5感の産業化、「かっこいい」にお金を支払う、博物館も情報産業、世界そのものが情報である・・・

情報の文明学 (中公文庫)
情報の文明学 (中公文庫) 梅棹 忠夫

中央公論新社 1999-04
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star情報のあふれた今こそ価値を見直すべきでは
star「考えること」の最良のサンプル
star日本の情報社会論の古典

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どちらの著作も、内容が面白く、文章の表現はわかりやすく、何かしら考えさせられる要素が含まれています。

梅棹忠夫氏から得たモノは大きすぎて簡単に還元できるものではありませんが、氏のご冥福を祈りながら、「新しい時代の知的生産の技術」について思いをはせることにします。

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