物書き生活と道具箱

人生の羅針盤としての「立ち止まりノート」

「立ち止まりノート」というものを作っています。以前「アナログ的思考のワークフローまとめ(2010年7月)」の中でも紹介しました。

ノートや手帳などの使い分けを、その「時間」で考えるというやり方が「文房具を楽しく使う ノート・手帳編」という本の中で紹介されています。

たとえば私の場合、年間ダイアリーは当然一年で一冊、そのほかに二年くらいにまたがって使われるアイディアノートが存在します。そのアイディアノートが半年くらいで終わってしまっては過去半年のことしか読み返せないので不便になってしまいます。二年くらいの使用に耐えるページ数のノートが選択対象となるわけです。

確かに、一つの役割を与えられた手帳やノートは必然的に使われる「期間」や「量」というものが決まってきます。そこを無視してなんでも一冊に、というのはアナログノートではいささか乱暴な気すらしてきます。

年を超えるノート

私はほぼ日手帳を愛用しています。今年に入ってからはカズン(A5サイズ)を使うようになり、手帳の「手帳的役割」はクラウドツールに移動させ、「日記・記録」的な役割をほぼ日カズンに任せるようにしています。

その手帳の中には、日々の反省や課題の書き出し、そして将来の方向性についての漠然とした思いなどが書き綴られています。もちろん、日常の些細なことや出費記録も付けられています。これは「一年」を管理するには最適のツールです。しかし、「年」という期間を超えるものを管理するのには少々取り回しが不便です。

これから何かを始めようとするときに、「立ち止まって」それを書き込むノート。
自分の目標が曖昧になって、漠然とした不安に襲われた時に、「立ち止まって」確認するためのノート。

そういうノートは手帳とは別に作ろうと思いました。ノートの役割から考えて「伝説のノート」とも呼べるモレスキンが真っ先に選択肢として浮かびましたが、ひねくれ者の私は、安心の国産ブランドのコクヨの文庫本ノート(方眼)を選択しました。

このノートは頻繁に書き込んだりはしません。一ヶ月に1回書くか書かないか、という所です。頻繁に見返すこともありません。あくまで「立ち止まったとき」に見返すためのノートです。以前の「人生の貴重な瞬間100選」というエントリーで紹介した100の瞬間もこのノートに書き出しました。


こういう人生に長期的に影響を与えるようなノートは作りがしっかりしていて、かつ愛着の持てるノートを選ぶのが一番だと思います。

ノートからのフィードバック

本日、大阪のジュンク堂大阪本店さんに行ってきました。私の書いた本が先行発売されているお店です。実際にこの目で本屋さんの本棚に自分の書いた本が並んでいる風景を見たい、という欲求がありました。家の本棚にあってもイマイチ実感が持てなかったからです。

白本の横でした
白本の横でした

他のEvernote本と比べて魅力があるのかどうかは、私には判断できません。ただ、Evernote導入にあたって迷いを感じている人に地図を渡すことができる本にはなったのではないかと思っています。一応これで物書きの端くれとして一歩目を踏み出せた事になります。すくなくともそういう感覚を得ることはできました。

約一年ぐらい前(2009年8月23日)に、大テーマとして3つの目標を私は「立ち止まりノート」に書き記しています。その内の一つが「物書きになる」、です。
※他の二つは内緒

とりあえず、この一年私が進んできた道はそれほど大きく間違ってはいなかった、という事でしょう。

別に「夢を手帳に書けば、かならず叶う」みたいな事を言いたいわけではありません。ただ、自分の進んできた道を確認することで得られるささやかな自信みたいなものはあります。そして、達成できなかった事についての反省も得られます。

一年前の目標は「物書きになる」ことでした。それを達成した今は「物書きであり続けること」が次の目標になりました。実際書いてみたいことはまだいくつもあります。
※Evernote「超」仕事術をお持ちの方は頭に○が付いたノートブックをご覧下さい

その目標の先に何が待っているのかは今はまだわかりませんが、すくなくとも今何をすべきなのかについては、自分で判断することができます。

さいごに

平面上に存在する点を一つ想像してみて下さい。それが現在の自分です。どこかの方向に進みたいと思うけれども、どこに進めばいいのかはわからない。そのとき、過去の自分という点が存在すればどうでしょうか。過去の自分から今の自分に向かって、線を引くことができます。その線が指し示す方向性が、きっと未来の自分が進むべき方向なのではないでしょうか。

今の自分は、過去の自分の総体として成り立っています。ある日突然別人にはなれません。

過去の自分を記しておき、今の自分を確認する。そして未来の自分にあたりを付けて進んでいく。そういう作業を繰り返していけば、他の誰かに否定されたとしても、「自分はこういう人間なんだから」とぶれずに進んでいけるのではないでしょうか。

私にとっての「立ち止まりノート」はそういう自分の軸を確認するためのノートなのです。






広告コーナー:
Evernote「超」仕事術先行発売書店は以下をチェック!

  • ブックストア談 新大阪店
  • ジュンク堂書店 大阪本店 
  • BOOK EXPRESS 大崎店
  • 啓文堂書店 渋谷店
  • 紀伊國屋書店 札幌本店
  • 丸善 仙台アエル店
  • ブックファースト渋谷店
  • 有隣堂 アトレ恵比寿店
  • 有隣堂 ヨドバシAKIBA店
  • ジュンク堂書店 池袋店
  • ジュンク堂書店 新宿店
  • 書泉ブックタワー

Evernote「超」仕事術先行販売店(予定)

EVERNOTE「超」仕事術
EVERNOTE「超」仕事術 倉下忠憲

シーアンドアール研究所 2010-08-18
売り上げランキング : 3434

Amazonで詳しく見る by G-Tools

参考文献など:

文房具を楽しく使う ノート・手帳篇 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
文房具を楽しく使う ノート・手帳篇 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 和田 哲哉

早川書房 2010-01-30
売り上げランキング : 209616

おすすめ平均 star
star文房具が好きやーっ!
star手帳・ノートに関する名著が文庫化されてパワーアップ

Amazonで詳しく見る by G-Tools

モレスキン「伝説のノート」活用術 ~記録・発想・個性を刺激する75の使い方
モレスキン「伝説のノート」活用術 ~記録・発想・個性を刺激する75の使い方 堀 正岳 中牟田 洋子

ダイヤモンド社 2010-09-10
売り上げランキング : 1353

Amazonで詳しく見る by G-Tools

ほぼ日手帳 公式ガイドブック 2011 いっしょにいて、たのしい手帳と。
ほぼ日手帳 公式ガイドブック 2011 いっしょにいて、たのしい手帳と。 ほぼ日刊イトイ新聞

マガジンハウス 2010-08-19
売り上げランキング : 187

Amazonで詳しく見る by G-Tools

ノ-BU47S-DB文庫ノートStd方眼70枚ダークブルー
ノ-BU47S-DB文庫ノートStd方眼70枚ダークブルー
コクヨ 2009-06-05
売り上げランキング : 3475

おすすめ平均 star
starシステム手帳と一緒に使うと最高です!
star貴重な5mm方眼のA6ノート

Amazonで詳しく見る by G-Tools

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です