今回は、Evernoteに絡めて使っているiPhoneアプリを紹介しておきます。
といっても、目新しいものはなくいままで紹介した定番アプリです。使い方などもすこし触れておきたいと思います。
※アプリのアイコンは全てiTunesが起動します。
FastEver
iPhone上からEvernoteにメモを送るためのアプリ。機能はいろいろありますが、特徴的なのは
- アプリの起動からメモ入力までが素早い(手間いらず)
- チェックボックス付きのメモが作れる
- 位置情報を付けられる
- 送信をバックグラウンドで行うので、テンポ良くメモを入力できる
あたりでしょうか。とりあえずEvernoteアプリでの入力に我慢できなくなったら試しておいて損はないアプリです。
iPhoneからのメモは基本的にこのアプリを使っています。
FastEver面白そうだな、とかFastEverの濃い情報が欲しいという方は
というブログをチェックしておくとよいでしょう。
Egretlist
チェックボックス付きのノートだけを同期するアプリです。最初はビュアー的要素が強かったですが、アップデートを重ねる内に徐々に「タスク管理アプリ」として変化しつつあります。
私は、現状進めている「クリティカル」なプロジェクトはEvernote上に「タグ」を作り、そのタグをEgretlistで「プロジェクト」に登録してあります。Egretlist上で「プロジェクト」を見れば、クリティカルなプロジェクトのリストが見れる、という使い方が一つ。
これは主に週次レビューの際に使います。全体の進捗状況や新しいタスクがないかなとチェックするさいに「プロジェクト」のリストを眺めます。
もう一つが「コンテキスト」。私は仕事場が「家」ですのであまり場所のコンテキストは存在しません。その代わり「気分」のコンテキストを登録しています。
「読みたい」「考えたい」「書きたい」「気分転換」「事務仕事」といったタグ付けがあるわけです。ちなみに、これは「締め切り」や「期限」が存在しないタスクです。締め切りがあるものは、上のプロジェクトに含まれています。
Egretlistに興味がある方は、
のブログをチェックしておくとよいと思います。
AwesomeNote
ノートアプリとしてみた場合かなり高機能です。個人的にフォントサイズや背景を変えられる点が気に入っています。
AwesomeNoteはGoogleドキュメントやEvernoteと連携してくれるのでデータをクラウド管理するのにも最適です。
今のところ、私は二つの目的でこのアプリを使っています。
ノート代わり
FastEverはメモをすぐに送るために使っていましたが、「思いつき」の中にはちょっとした分量の文章になるものもあります。最近はリュウドのキーボードを持ち歩いているので、iPhoneしか無くても、パタパタと文章を打つことができます。
今まではデフォルトのメモアプリをその目的で使っていたのですが、ノートアプリとしての機能とEvernoteに同期できるという点でAwesomeNoteを使っています。ノートを書いて同期を取ればEvernoteの専用ノートブックに送られますし、Evernoteでそのノートブック中のノートを操作(削除、移動、編集)すれば、次回同期時にAwesomeNoteにも反映されます。
機能でみるとかなり便利なのですが、唯一ひっかかるのが同期の遅さ。ちょっとこれは・・・ぐらい遅いです。おそらくこの理由だけでこのアプリを使う人が減るだろう、というぐらい遅いです(2010年8月21日現在)。
ライフログ
AwesomeNoteのもう一つの役割が、ライフログを取ること。といっても大げさなものではなく、食事の写真や出先の風景などを残しておくという使い方です。
その際欲しいのが、「写真」「位置情報」「簡単なタイトル」の3つ。もちろんEvernoteに送信できることは最低条件です。できれば、「起動が速く」て「手順が少ない」要素があると大変助かります。
適当にちらちらとそういったアプリを探しているのですが今のところ「ベストチョイス」と呼べるものはありません(ご存じでしたら教えて下さい)。
すくなくともAwesomeNoteは、いくつかの条件を満たしてくれています。
アプリを起動して、ノートを作成し、写真を撮って、位置情報を添付し、タイトルを付けて、Evernoteに送信(あるいは同期)することができます。若干手順が多いのが難点であり、同期の遅さはテキストデータの比ではありません。
が、その点をとりあえず置いておくとしても今のところライフログを取るアプリとしてはそこそこ機能してくれています。
著作の発売日に、いろいろな本屋さんに出かけて、写真を取って、位置情報を付けたノートを作りまくっていました。なかなか楽しかったです。
が、使い始めてしばらく立ってから気がついたのですが、位置情報を付けたノートをEvernoteに同期すると位置情報が消えている、という悲惨な仕組みになっています。
ノートをメールで送信すると位置情報は付いてくるのですが、同期だと消える。不思議な仕様です。で、今のところライフログのノートは同期を取らずに一つ一つメールで送信しています。しかしこのメール送信だと、ノートのメタ情報ではなく添付の形で送られてしまいます。これもまた不便です。
ノートの同期でメタ情報として位置情報が付く、という機能改善が行われつつ、同期スピードが上がるという神アップデートが来ることを祈っております。
まとめ
今回はEvernoteと平行して使っているアプリを紹介しました。今のところ「ライフログ」を取るために最適化されたアプリが無いというのが気になっている点です。「ライフログ」というと、体重や睡眠のデータもあるでしょうが、私の場合はもっと「日記」(日常の記録)に近いものを想定しています。
健康管理系はニーズがあるのでほっといてもサービスは出てくることでしょう。そういうのではなく、あくまで日記の延長線上のようなログ。ビジュアルログ、というものを残したいと考えています。できれば
アプリ起動→3・2・1のカウントダウン→写真撮影→タイトル入力(パスすることも可能)→Evernoteにバックグラウンド送信→位置情報付きのノートができている!
みたいなアプリを激しく希求しています。
日曜日には入荷される予定:
EVERNOTE「超」仕事術 |
|
![]() |
倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2010-08-18 おすすめ平均 |
▼こんなツールも:
リュウド アールボードフォーケイタイRBK-2100BTJ Ver.2.1(Bluetooth HID、JIS配列) RBK-2100BTJ |
|
![]() |
リュウド 2008-07-18 売り上げランキング : 220 おすすめ平均 |
2 thoughts on “Evernote企画4th:第四回:併用しているiPhoneアプリ”