これまでの企画の流れ
- Evernote企画4th:第一回:「補助脳」としてのEvernote
- Evernote企画4th:第二回:現在のノートブックと運用法(上)
- Evernote企画4th:第三回:現在のノートブックと運用法(下)
- Evernote企画4th:第四回:併用しているiPhoneアプリ
今回は、私がEvernoteの使い方を考える上で影響をもらった書籍などをずらずらっと並べてみたいと思います。すでに紹介した物が大半なのでまとめ記事的なエントリーになっています。
Evernoteそのものについてのとっかかりは誠 BizIDさんの「シゴトハッカーズ」という連載記事。ちょっと何回読んだか分からないぐらい、Evernoteを使い始めたときは読み込みました。
- シゴトハッカーズ: Evernoteの基本的な使い方【チュートリアル編】
- メモのための“タグ付け”術 (1/3)
- ファイル整理のメリットを実感するのだ (1/3)
- メモを死蔵しないための2つのステップ【チュートリアル編】 (1/3)
- Evernoteをさらに使いこなすのだ (1/4)
- Evernoteのタグとノートブックを使いこなす【チュートリアル編】
というわけで、私が何かEvernoteついて書くときは、少なからず@shigotano&@nokiba両氏の影響を受けたものになっているはずです。
私がEvernoteを使い始めたときは解説本もなく、ブログでの情報公開も少ない物でした。そんな中で、「じゃあ自分で書いておくか」という気持ちが芽生えたのもこのあたり。
他の方のブログ記事を集約するためにFriendFeedでグループを作ったりもしました。
jp-evernote-user
が、FriendFeedはあくまで「流れていく」ものなので、新規参入の方がどの情報を参照すればよいのか、という所まではフォローできないのが難点です。
今では「Evernoteハンドブック」や北さんの連載などで基本的な情報はしっかりチェックできるようになっていると思います。
使い方 第一歩
Evernoteの使い方で大きな影響を受けたのは
知的生産の技術 (岩波新書) |
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梅棹 忠夫
岩波書店 1969-07 おすすめ平均 |
これは、「Evernote企画:第一回:Evernoteとは何なのか?」のエントリーを読んでもらえればだいたい分かると思います。
「情報カード」を出発点としてさまざまな使用方法を考えていきました。
「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書) |
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野口 悠紀雄
中央公論社 1993-11 おすすめ平均 |
超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー |
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野口 悠紀雄
講談社 2008-09-18 おすすめ平均 |
思考の整理学 (ちくま文庫) |
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外山 滋比古
筑摩書房 1986-04-24 おすすめ平均 |
この頃は、「知的生産のためのツール」という扱いでした。
使い方 二歩目
アカウントがプレミアムになってやや実験的に「なんでもEvernoteに突っ込んでみよう」という流れの後押しになったのが、以下のような本。
グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice) |
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ダグラス・C. メリル ジェイムズ・A. マーティン Douglas C. Merrill
早川書房 2009-12 おすすめ平均 |
ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice) |
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ゴードン ベル ジム ゲメル Gordon Bell
早川書房 2010-01 おすすめ平均 |
野村総合研究所はこうして紙を無くした! (アスキー新書) |
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野村総合研究所ノンペーパー推進委員会
アスキー・メディアワークス 2010-02-09 おすすめ平均 |
新しい時代の情報整理について、そして人類が未だかつて持ったことのないライフログの存在。最後に「仕事」と「環境」について。Evernoteがいろいろなものを大きく変えていくのではないかな、と思い出したのがこの頃。単なる便利ツール以上の何かがあるような気がしています。
執筆上に参考にした本
「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法 |
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中谷 健一
ダイヤモンド社 2010-06-04 おすすめ平均 |
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 |
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デビッド・アレン 田口 元
二見書房 2008-12-24 おすすめ平均 |
「どこでもオフィス」はロケーションフリーという言葉が印象的でした。「ストレスフリーの整理術」はGTDについて書く上で大いに参考にさせていただきました。
まとめ
当初は「知的生産のためのツール」という所から出発し、それが「なんでもノート」になり、最終的には「ライフログ」的な要素まで加わった、というのが今のところを私のEvernote遍歴です。
私の中では「なんでもEvernote」=全てをデジタルにしてアナログを全く使わない、ということではありません。たぶん他のEvernote使いの方よりはアナログツール使用率は高いのではないかなと思います。
私は、メモ帳も情報カードも、コーネル式ノートも使っています。これらの情報もスキャンなり写真で撮影するなりしてEvernoteに送信しています。それで情報の「一元化」が可能になります。初めからEvernoteに記入していれば手間は省けますが、個人的にはそれだとちょっと物足りない感覚があります。
私が使う「クラウド時代のアナログ術」という言葉は、人間の脳が苦手な部分はデジタルツールにアウトソーシングして、得意な部分をアナログの力で高めていく事を目指しています。その使い分けをそつなくこなしてくれるEvernoteは今のところ、私の中では他に変えようがない存在です。
重ねて宣伝中:
EVERNOTE「超」仕事術 |
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倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2010-08-18 おすすめ平均 |
その他参考になるかも本:
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス) |
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奥野 宣之
ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2008-03-12 おすすめ平均 |
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス) |
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美崎 栄一郎
ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2009-09-11 おすすめ平均 |
情報力 |
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橋本 大也
翔泳社 2009-01-09 おすすめ平均 |
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