物書き生活と道具箱

時間を超えて自分を俯瞰する「メタ・マインドマップ」法

最近私がやっているマインドマップの使い方を紹介。
※あくまで我流であり、正式なマインドマップではありません。

「気になること」マップ

私は日常的にはマインドマップを使っていません。唯一は週次レビューの時です。週に1回、頭の荷下ろしをする場合に使っています。手書きでやることもありますが、PCがあればPCで書くことにしています。
※現在はFreeMindというフリーソフトを使用。

中心に「最近の気になっていること」と書いて、そこから放射線状に気になっていることを書き出していきます。ある程度回数を重ねると「最近のの気になっていること」の次にくる言葉(BOI)が何となく分かってきます。

例えば、「やりたい企画」。あるいは「買いたい物」「行きたい場所」「やるべき事」・・・といった言葉です。これらの言葉がGTDで言うところのトリガーワードになります。つまり「やりたい企画は何か無いか?」という疑問文が「やりたい企画」という言葉に圧縮されているということです。

ここにどんな言葉が来るのかは、その人によって違ってくるでしょう。私の場合は「読みたい本」というものがあります。別の人には「行きたいカフェ」があるかもしれません。あるいは「捨てたい物」なんかもありでしょう。

気になることマップ
気になることマップ

時系列で残す

こうして書き出した事をGTDの「次の行動」や「いつかやる」リストなどに振り分けていく作業をします。リストに振り分ければそのマインドマップの役割は終了しますので、捨てる・・・というのはちょっと勿体ないですね。

例えばPDFなりPNGなりの形式で保存しておき、Evernoteに入れておくというのは面白そうです。時間が経って見返したときに、過去の自分の「頭の中身」が見えてきます。今気にしていたことが、振り返ってみると3年前も気にしていたとしたら、それは自分にとって大きな関心事なのかもしれません。「古典」のように時間の風化に負けない「気になること」というのは重要なもではないでしょうか。

マインドマップというのは脳を__自分の考えていることを__平面図に落とし込む作業です。頭の中だけではもやもやして把握できなかった事も書き出してみることで理解できることがよくあります。ただ、それは時間軸を制止させた平面図でしかありません。

それを時間軸ごとで並べてみることで、新しい発見があるのではないかと思います。

マインドマップの熟成

時系列で「気になること」のマインドマップを残していく事以外に、私がもう一つやっていることは「マインドマップの熟成」です。

中心に自分の名前を書いたマインドマップを作り、そこに自分の関心事を書き出していく、というやり方は一般的だと思います。これを「自分マップ」と呼んでおきましょう。

私は週次レビューで「気になること」を書き出した後、この「自分マップ」に追記していきます。企画が追記されたら新しい企画を書き出し、終わったものは移動させたり取消線を入れる。関心事や展開があれば枝(ブランチ)を増やし、書き込みを加える。そのようにして徐々にマップは大きくなっていきます。

時系列で「気になること」を残す事が映画のフィルムであるとするならば、この熟成させていく「自分マップ」は教会の天井に描かれた壁画です。天井のスペースが続く限りマップはどこまでも拡がっていきます。

この熟成作業をやっていて感じるのは「自分というのはとことん変わらないし、徐々に変わっているんだな」という妙な感覚です。本質的な部分は変わらないのかも知れないけれども、世界を見つめる視点だけは少しずつ変化している、そんな印象を受けます。

自分マップ
自分マップ

さいごに

この二つの作業を合わせて、「メタ・マインドマップ」法と名付けることにします。もちろん外山滋比古氏の「メタ・ノート」からの転用です。まだこの手法をやり始めてそれほどの時間が経ったわけではありませんが、20歳ぐらいの時からこれをやっておけば良かったなと感じています。

「初心忘るべからず」という言葉がありますが、こんな言葉があるということ自体、初心がすぐに忘れ去られていくという事実を示しています。

過去の自分の頭の中を見直すことができれば、初心を思い出す良い手がかりになるかもしれません。

参考リンク:

マインドマップ__ウィキペディア
Freemind 活用クラブ

関連書籍:

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