二日かけて、「なるべくやっておいた方が後々の自分が楽になるであろう」タスクを全て放り出しだして、
モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方 |
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堀 正岳 中牟田 洋子
ダイヤモンド社 2010-09-10 |
をじっくりと読み込みました。
今までは、エトランジェというメーカーのre-collecitonシリーズのメモ帳(手帳)を使ってきました。一応罫線と方眼の二種類持ちです。そこに、いただいたモレスキンノートが参加。

さて、この使い分けをいかに、というのが課題として持ち上がってきます。
発見の手帳
普段の持ち歩きは、これ。
ノート<ポケット>【ケイ】 RCP-N-02 |
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ペンにこだわりはあまりありませんが、最近は青系のインクを好んでいます。これにいろいろと書き込みます。
タスクなどはiPhoneからEvernoteに送りますし、キーワード的なアイデアもEvernoteに送ります。このメモ帳に書くのは「着想」と呼ぶのがよいもの。
例えば一番最近の書き込みだと、
「問いと答えは別物 9/7
問いだけ時間をおいて見返すと、
別の答えが出てくるかも」
という感じ。このぐらいの文章量になるとiPhoneに入力するのがちょっとしんどいレベルです。
こういうのを一端書き付けておいて後から見直し、Evernoteに書き込んだり、アナログのノートに書きながら拡げていくという作業を行っています。どれぐらいiPhoneが便利になったとしても、しばらくこの類の「発見の手帳」を手放すつもりはありません。
ブレスト手帳
同じサイズの方眼のre-collectionはいろいろ試していたものの、うまいポジションが見あたらなかったのでしばらく放置していました。
ノート<ポケット>【セクション】 RCP-N-03 |
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しかし、『モレスキン 「伝説のノート」活用術』を読むと、ん?なんかいけそうだな、というイメージがむくむくわき上がってきます。本を読みながらいろいろ考えた結果__タスクがまた先送りになりつつも__ブレスト手帳を作ろう、という事になりました(一人会議)。
一応物書きとして、ブログを書いたり、本を書いたり、有料メルマガを書いたり(10月開始予定)しているわけで、「企画」というのは私の仕事の原材料とも呼べる存在です。それをひねりだし、暖め、育てていくのがブレスト手帳の役割です。
ブレスト手帳は3つの構成になっています。掲示した写真の赤いインデックス付箋でそれらを管理。
第一部は5ページほどを割り当てての「目次」ページ。これは使いながら埋めていくことになります。
第二部がブレストページ。これがメインになります。

こんな感じで、キーワードを並べていく使い方をします。実際に企画にするときはまたマインドマップなりkeynoteなりを使ってまとめます。
第三部は手帳の後ろからスタート。そこに思いついた「キーフレーズ」を一行ごとに記入していきます。これは企画とかに全く関係なく、単に思いついたよさげなフレーズです。「発見の手帳」(リコレクション罫線)に書いたものやほぼ日手帳カズン、あるいはEvernoteに送り込まれたものも、よさげなものがあればこちらに移植します。
ブレストページとキーフレーズズページがぶつかったときがノート終了のタイミング。仕組み自体はそれほど複雑ではないと思います。
アナログの良さ
この「ブレスト手帳」を考える際に軸にしたのは、、
- 複数のものを混ぜることはできないだろうか
- 何と何を混ぜたらば面白いだろうか
- 自分は何を書くのがワクワクするか
という点です。情報を単一に扱う場合はデジタルの方が圧倒的に優れています。検索や加工がやりやすいのはいまさら指摘するまでもないでしょう。ただ、手を使って書くというのは「アイデア」を拡げていく上で重要なファクターになっているのではないかと思います。「本田直之式 ハッピー・ワークスタイル」でも同じような事が書かれていました。
アナログの良さは、まず自由さがあげられます。ページ一つ取ってみても「書式」は決められていません。文章でもスケッチでもなんでもござれです。また、一つの手帳というシステムで考えてみても「何を書くのか」は無定型です。カレンダーとタスクとアイデアメモを一緒に書いておくことができます。デジタルツールではツールの切り替えが必要になってくることがほとんどでしょう。アナログツールを使うのであれば、柔軟性の高さに注目する必要があるのではないかと思います。
今回のブレスト手帳の構成はアイデア出ししている時に、「ん・・・」と詰まったらキーフレーズを参照する、という手順を想定しています。もともと企画とは関係ない基準で言葉を集めているので、異質な化学変化が起こせる可能性は高いと考えています。
※使ってみて、実際そうじゃなかった、という結論になるかもしれませんが。
さいごに
こういう手帳やツールなどに関しては「使うことが苦痛になったらおしまいだな」、といつも考えています。そういう状況になったら最後には「見るのも嫌になる」という所まで行ってしまうでしょう。いくら効率が良いものでも、嫌悪感を感じるようでは意味はありません。
「人生の貴重な瞬間100選」というエントリーにも書きましたが、企画を考えたり新しいアイデアに思いを巡らすのが好きということを自分自身で確認しています。だから、こういう手帳に書き付ける作業はまったく苦痛ではありません。むしろ楽しみです。だから、この方法で私が10倍アイデアを出せるようになったとしても、「アイデアを考えるのが好きではない」という方が同じやり方をしても同様の結果がでるとは限りません。というか無理でしょう。
アナログツールに限ったことではないですが、最終的には自分のやり方は自分で構築する必要があります。自分にフィットした方法論は自分自身を確認することでしか作り得ないものではないでしょうか。
いただいたモレスキンの使い方に関しては次回に。
▼こんな一冊も:
知的生産の技術 (岩波新書) |
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梅棹 忠夫
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本田直之式 ハッピー・ワークスタイル ~秘訣はiPhoneとMacの連携にあり~ |
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本田直之 松村太郎
毎日コミュニケーションズ 2010-08-25 おすすめ平均 |
行動力・力 |
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大橋禅太郎
サンクチュアリパプリッシング 2009-07-24 おすすめ平均 |
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